夫とのスキンシップで実施していること(過去1カ月)
(図2)
続いて、過去1ヶ月で行った夫とのスキンシップについて調査が行われた。全体集計した図2では、すべての項目についてそれなりに高い数値が並んでいる。しかし、妻自身が感じているスキンシップ良好度ごと(よい、どちらともいえない、悪い)の数値を見てみると、各種スキンシップの実施度合いに大きな差異があることがわかる(図3)。
(図3)
図2「夫とのスキンシップにおいて実施していること(過去1カ月)」の各項目を、妻本人が感じているスキンシップ良好度別に実施度を比較できるよう集計されたものが、この図3になる。
妻自身が感じているスキンシップ良好度は具体的なスキンシップ行動と強く相関しており、スキンシップ良好度で「悪い」と感じている人たちでみると、スキンシップ行動のすべての項目において実施度が下がることがわかる。
◆夫に対する不満点
(図4)
続いて、「夫に対する不満点」について尋ねる調査も行われた。妻の夫に対する不満の中で、もっとも不満度が高かったのは、「体臭・口臭・たばこなどの匂い」(48%)で、これは2位以降の「金銭感覚」、「妻の気持ちに対する理解が不足」などの性格面での不満をおさえての結果になった。
この結果をもう少し掘り下げていこう。第1位の「体臭・口臭・たばこなどの匂い」が圧倒的に高い数値になっているが、第2位以下の一部の項目を除いては性格面など内面に関わるものが多く、夫が気をつけて対処していくとしても、その効果は夫婦の関係性においてすぐに出ないだろう。
しかし、ここでひとつ言えることがあるとすれば、「手っ取り早く解決できそうなことから手を付けたほうが、妻との重要なコミュニケーション手段であるスキンシップを失わない可能性が高い」ということだ。