過払い金請求のデメリット|クレジットカードが作れない?
では、ここからいよいよ、過払い金請求のデメリットの話に入る。とはいえ、このデメリットは借金を完済している人に関しては該当しない。問題となるのは、借金を返済し終わっていない人だ。
過払い金を請求しても、過払い金より借金の方が多く、借金が残ってしまうケースがある。こうなると、「債務整理」という手続と同じとみなされ、信用情報機関に事故情報が載ってしまうのだ。
これは、いわゆるブラックリストに載った状態で、5年間はクレジットカードが作りにくくなったり、住宅ローンが組みにくくなったりする。
過払い金請求に強い事務所は? 評判・ランキングは当てになるのか?
過払い金の請求には専門的な知識が必要なため、弁護士や司法書士に依頼する人が多い。依頼先を探すとき、目安になりそうなのが過払い金請求に強い弁護士事務所や司法書士事務所のランキング。でも、ネット上に数多く存在するそれらのサイトは、本当に当てになるのだろうか?
残念ながら、こういったサイトの中には、事務所から掲載費をもらって作成しているものもある。ランキングを鵜呑みにできないのが実情のようだ。
過払い金請求のCMを盛んに流している事務所なら安心できる?
それでは、テレビやラジオでCMを流している事務所なら、安心して任せることができるのだろうか。
残念ながら、こちらもそうとは言い切れない。CMを盛んに流すということは、宣伝にコストをかけていることになる。その分、報酬を相場よりも高く取っている可能性も否定できないからだ。
事務所を選ぶ際には、ネットの評判やCMによる知名度を重視するのではなく、過払い金請求の実績を見たり、実際に弁護士や司法書士に会ってみて信頼できる人物であるかを確認したりするのが正しいやり方だ。
相談費用が心配な人は、日本法律支援センター(通称:法テラス)という機関もあるので、そちらの利用も検討して欲しい。
【参考】日本法律支援センター 法テラス
日本弁護士連合会
日本司法書士会連合会
意外と多い友人や家族にも相談できない「法的な悩み」を抱えている人の割合
過払い金請求について、基本となる知識やデメリットについて解説してきた。過払い金が発生している可能性がある人は、この記事を参考にしてみてはいかがだろうか?
文/ねこリセット
※データは2019年4月上旬時点での編集部調べ。
※本記事は過払い金請求を推奨する目的はありません。あくまで自己責任・自己判断でご利用下さい。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。