ズードルは家でも手軽に食べられる!
Whole FoodsやStop & Shopなどアメリカの大手スーパーもズードルを販売しており、家でも手軽に楽しむことができます。
ズードルに、ガーリックシュリンプとトマトを合わせて炒めるだけで、簡単にヘルシーディナーを作ることができます。
また、Amazonなどでは野菜をパスタ状にスライスできるマシンも販売されており、お家で簡単にズッキーニだけでなく人参やかぼちゃなど好きな野菜をパスタにすることができます。
なぜ今ズードルが人気なのか?
ダイエット中の人、野菜嫌いの子供などは勿論、小麦粉の摂取を避けている人から支持されていることが人気の理由だと考えられます。
ブロッコリー&ケールで作られたピザや、カリフラワーで作られたニョッキなど、グルテンフリーの商品ラインナップが多いのがアメリカの近年の食トレンド。
小麦粉の摂取を控えるようにしている、グルテンフリーの人が多い事が要因だと考えられます。ちなみに、アメリカのグルテンフリー食品市場は現在約50億円で、2024年には76億円まで拡大するとも言われています。
先日ハーバード公衆衛生大学の教授から「小麦・大麦・ライ麦などに含まれるグルテンに対する免疫反応が引き金になって起こる疾患である『セリアック病』以外の人がグルテンフリーを行っても、意味はなく、むしろ害になることすらある」という研究結果が最近発表されましたが、グルテンフリー商品に対する人気は衰えません。
拡大するグルテンフリー市場において、「パスタは好きだけれど、小麦粉は摂取したくない…」そんな風に思っていた人のニーズをうまく捉えた商品だったのかもしれません。
文/小松佐保(Foody Style代表)
一橋大学経済学部卒業。日本&シンガポールのブランドコンサルに勤務した後、食領域に特化したマーケティングコンサルとして独立し、アメリカ・ボストンへ。
会社員時代に生活習慣の乱れが原因で体調を崩したこと、ボストニアンの心身共にヘルシーなライフスタイルに感化されたことで、「食×健康」に関心を抱くように。
現在は、ニューヨークの世界最大の栄養学校Institute for Integrative Nutritionでホリスティックヘルスを学びながら、食生活やライフスタイルを改善するための情報発信やイベント開催などを行っている。