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【開発秘話】発売から半年で3万足以上売れているアキレスの「瞬足@SCHOOL」

2019.04.18

■連載/ヒット商品開発秘話

 子どもたちから圧倒的な支持を得ているアキレスのジュニア用スポーツシューズ『瞬足』。2003年の発売開始以来、「コーナーで差をつけろ」といった刺激的なキャッチが子どもたちを引きつけ、累計で7000万足超を販売。現在も年間で400万足を売り上げている。

 ところで、『瞬足』に学校内で履く上履きがあるのをご存じだろうか? 2018年3月に発売された『瞬足@SCHOOL(アットスクール)』のことである。『瞬足@SCHOOL』は「日本の上履きを変える」という触れ込みで登場し、ワンストラップタイプとスリップオンタイプの2つのラインアップ。足にかかる様々な負担の軽減と、足の健全な成長に配慮した。発売から半年で3万足を売り上げているという。

上履きは子どもたちが1日で一番長い時間履く靴

『瞬足@SCHOOL』をひと言で表すと、『瞬足』に採用されているスポーツシューズの最新テクノロジーを活用した上履き。オーバースペックな印象を受けるが、ある現実を知ると、高機能な上履きの必要性が理解できる。

 その現実とは、子どもたちの足の変化。同社は2013年から、足の機能を育てる「足育(そくいく)」に取り組んでおり、この一環で定期的に、子供たちの足の測定している。『瞬足』の生みの親であり育ての親でもある津端裕氏(シューズ事業部シューズ営業本部新規事業開発担当副本部長)は、次のように話す。
「これまでに全国8000人の子どもたちの足型を測定してきたのですが、測定を続けていく中で、子どもたちの足が昔と比べて変わり、かなりおかしな状態も目立つようになりました。子どもたちが1日で最も長い時間履くのが学校の上履きですが、まったく変わらなかったため、今の子どもたちの足に合っていません。この状況を放置しておくのはまずい、と危機感を覚えました」

アキレス
シューズ事業部シューズ営業本部
新規事業開発担当副本部長
津端裕氏

 津端氏にこのような危機感が芽生えたのが、今から4年ほど前のこと。子どもたちの足に起きていたことは、それほど深刻だった。

 何よりも変わったのが足の幅。昔より細くなってしまったという。

 上履きの幅はJIS(日本工業規格)で2Eと定められているが、2016年の足型測定会の集計によれば、足幅が1E以下の子供たちは51%と半分以上。1Eよりも細いDが18%、一番細いAも5%近くいることがわかった。

2016年に実施した足型測定会で得られた足幅データの結果。JISで定めている上履きの足幅である2Eよりも細い1E以下の子どもたちが半数を超えている

「細長くて平べったく、踵が小さい」と最近の子どもの足型の特徴を言い表す津端氏。昔の基準でつくられた上履きは足にフィットしているはずがなく、足の成長にいいはずがなかった。

 足幅が合わない靴を履き続けると怖いのが、外反母趾になる恐れがあること。子どもたちの足に関するトラブルは外反母趾だけでなく、浮き指や扁平足も目立つようになってきた。

子どもたち起きている足のトラブルの推移。データは5歳児のものだが、時代が進むにつれてトラブルを抱えている子どもが増えてきている

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