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繰り上げ返済で奨学金の利息を安くする方法とメリット

2019.04.19

無利息の「第一種奨学金」と異なり、支払回数が多く、利息分も支払わなければいけない「第二種奨学金」。この奨学金を繰り上げて返済できる制度があるのは、ご存知だろうか? この記事では、そんな奨学金の繰り上げ返済のやり方や、そのメリットについて解説していこう。

【参考】結婚後における奨学金の返済、どうすればいい?

そもそも奨学金の繰り上げ返済とはなんだろう?

奨学金は住宅ローンと同じようなもので、完済する前に返済額を繰り上げて支払える。しかし、繰り上げ返済をしたからといって、その後の「月々の返済額が少なくなる」わけではない。奨学金の繰り上げ返済は、多く支払った分だけ「支払期間が短縮される」仕組みだ。

奨学金を全額繰り上げ返済はできる?

もちろん、完済する前に奨学金を全額、繰り上げて返済もできる。早い段階で全額繰り上げ返済できれば、利息をかなり減らせるだろう。

奨学金の繰り上げ返済に手数料はかかるの?

奨学金の繰り上げ返済をする際、手数料は一切かからない。しかも、繰り上げ返済自体は何回でも可能だ。ある程度まとめて返せるようになったら、その都度、繰り上げ返済してもOKだ。

奨学金を繰り上げ返済した場合、利息の計算はどうなるの?

奨学金を繰り上げ返済すると当然、その後の利息の額も変わってくる。返還期間と利率がわかっていれば、計算専門のポータルサイト「高精度計算サイト」などで計算できる。ただし、据置期間中の利息は別に加算されるので、実際の金額とは少々異なってくるだろう。

返還期間と利率は、日本学生支援機構で公表されている。

【参考】繰り上げローン返済(高精度計算サイト)

奨学金の返還期間(日本学生支援機構)

奨学金の利率(日本学生支援機構)

奨学金繰り上げ返済の仕方は?

奨学金の繰り上げ返済をする場合、申込み方法が3種類ある。

申し込み方法1:スカラット・パーソナル

インターネット上で申し込める。申し込み期間は、繰り上げ返済を希望する月の前月中旬~当月中旬まで。

【参考】スカラット・パーソナル(日本学生支援機構)

申し込み方法2:郵送・FAX

申込書類を下記の住所に送付して申し込める。申込み期間は、繰り上げ返済を希望する月の4か月前~1か月前まで。

■送付先
〒162-8412 東京都新宿区市谷本村町10-7
日本学生支援機構 奨学事務センター
FAX :03-6743-6683

【参考】繰上返還申込書 PDF(日本学生支援機構)

申し込み方法3:電話

奨学金返還センターに電話をして申し込める。申し込み期間は、繰り上げ返済を希望する月の前月まで。

■電話番号:0570‐666‐301(ナビダイヤル)
月~金8:30~20:00(土日祝日・年末年始を除く)

奨学金を一括返済で請求されるパターンも!?

自分から申し込みをしていないのに、奨学金の一括返済を請求されるケースもある。それは、奨学金を9か月以上、滞納してしまったときだ。

まず奨学金を3か月以上滞納すると、個人信用情報機関に「延滞情報」が登録される。そこからさらに滞納が続くと、日本学生支援機構から「一括返済」を請求されてしまうのだ。

返済が厳しい場合は、奨学金返還センターに電話をして、減額返金制度や返還期限猶予制度が使えるか相談すると良いだろう。

【参考】奨学金を滞納したらどうなる?保証人に電話される、住宅ローンが組めないって本当?

奨学金を繰り上げ返済した時のメリットは?

奨学金を繰り上げ返済した場合のメリットは、「繰り上げ返済した分の利息がカットできること」と「支払回数が減ること」だ。返済額は「元金」だけではなく、「元金+利息」で構成されている。繰り上げ返済をすると支払回数を減らすと同時に、元金にかかる利息もカットできるというわけだ。

[例]借入総額480万円、返済期間20年(240回)、返済金利0.5%の場合

■繰り上げ返済なしの場合:支払総額 約505万円(元金480万円+利息 約25万円)、支払回数240回

■支払回数24回目で50万円繰り上げ返済した場合:支払総額 約500万円(元金480万円+利息 約20万円)、支払総回数215回

ざっくりと計算をしただけでも、繰り上げ返済をすると、ここまで利息金額と支払回数が変わってくるのだ。

そして利息が減る割合は、支払いの初期であるほど大きくなる。早めに繰り上げ返済をしたほうが、利息分を大きくカットできるうえ、支払総額も抑えられるのだ。

奨学金を無利子で借りている場合、繰り上げ返済のメリットは?

ここまで解説した内容は、利息がつく「第二種奨学金」で繰り上げ返済をした場合の話だ。無利息の第一種奨学金を借りて繰り上げ返済をしても、「利息分がカットできる」メリットはない。しかし、「支払回数を減らす」メリットは、第一種奨学金でも変わらない。

また、第一種・第二種ともに、奨学金は住宅ローンを組む時の「返済負担率」にも影響してくる。住宅ローンを申し込む時に、奨学金を含めたローンの返済残高が「年収の1/3以上」あると、住宅ローンの審査が通過しにくくなってしまうのだ。

これを避けるために繰り上げ返済を利用し、あらかじめ奨学金の返済残高を減らしてから住宅ローンの申し込みをする方法を取るのもアリだ。

在学中に奨学金の繰り上げ返済をすることはできる?

もちろん、在学中であっても、奨学金の繰り上げ返済は可能だ。しかも、第二種の奨学金でも、在学中は無利息となっている。この期間中に繰り上げ返済ができれば、利息を含めずに元金を減らせるので、結果的に総額の利息が減らせてお得だ。

奨学金の繰り上げ返済をして、月々の利息や支払回数を少なくしよう!

奨学金の繰り上げ返済は、手元のキャッシュこそ減ってしまうが、メリットも大きい。特に第二種であれば、返済総額を大幅に少なくできるだろう。奨学金を少しで早く、安く返済したいと考えている人は、ぜひこの記事を参考に繰り上げ返済を検討してみよう。

文/ねこリセット

※データは2019年3月末時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
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