スマートフォンの普及率は?
では次に「移動体通信(携帯電話やPHSなど)」という広義ではなく、スマートフォンと限定して、その普及率を見ていきみましょう。
日本のスマートフォンの普及率
総務省によると、スマートフォンの世帯別保有率は、2017年に75%を超え、パソコンの保有率を抜いたそうです。またこのグラフから、2010年以降、スマートフォンが私たちの生活に、いかに急速に普及していったのかが分かります。
【参照】総務省
世界のスマートフォンの普及率
総務省発表のデータによると、2017年のスマートフォン利用台数は約40億人とされています。これは当時の人口が76億人ですから、過半数以上の人がスマートフォンを使っている、ということになります。
フィーチャーフォンとの出荷台数の差を見ても、その爆発的な普及の様子がわかります。
【参照】総務省
パソコンの普及率は?
それでは最後にパソコンの普及率を紹介します。
スマートフォンは、いわば携帯電話とパソコンの要素を併せ持った、モバイル端末です。従って「スマートフォンがあるならパソコンはなくても良い」という人が増えているようです。
現に上記「日本のスマートフォンの普及率」で紹介した通り、スマートフォンの保有率が上がるにつれ、パソコンの需要は下がっているのです。
そんな若干右肩下がりのパソコンの普及率は、どのようになっているのでしょうか。
日本のパソコンの普及率
上記「日本のスマートフォンの普及率」ですでに紹介しましたが、パソコンの保有率はスマートフォンを下回っています。しかしその数値は、72.5%と決して低いものではありません。
加えて「インターネット利用機器」の60代以上の層では、スマートフォンよりもパソコンの利用率が高いようです。また20代~50代の層でも一定数の需要は保っているようです。
【参照】総務省 通信利用動向調査
世界のパソコンの普及率
最後に世界のパソコンの普及率を見てみましょう。ITU(国際電気通信連合)によると、世界のパソコン普及率は約50%。先進国の普及率が80%を超えているのに対し、新興国の普及率は30%代となっています。
【参照】国際電気通信連合
取材/文 高沢タケル