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世界が認める一大食文化・メキシコ料理が進化!東京で食べられるモダン・メキシカンの人気店

2019.04.21

メキシコ料理

 南米料理が、今、世界的に注目されています。なぜって、女子に人気のスーパーフードは、チアシードがメキシコ、アサイーがブラジル、キヌアがボリビア、カカオニブがベネズエラ・コロンビアと、すべて南米が原産だそうですから。

 中でも、一番ヘルシーと言われているのが、メキシコ料理です。メキシコ料理は、和食より3年も早い2010年、ユネスコの「食の無形文化遺産」にフランス料理・地中海料理と並んで最初に登録された、世界が認める一大食文化。主食のトルティーヤは、トウモロコシ(メキシコ原産!)の粉から作られるのでグルテン・フリーですし、どの料理にもふんだんに使われるハバネロ・セラノ・ハラペーニョ等の唐辛子類(これもメキシコ原産!)も、ダイエットやアンチエイジングに大きな効果があることが認められています。また、最近は、カリフォルニアで発達した野菜をふんだんに使ったメキシコ料理、カルメックスも人気で、ご存じチョップド・サラダはその派生品。そう言えば、以前この連載で紹介した『クリスプ・サラダワークス』の看板サラダも、「カルメックス」という名前でした。

 そもそも、世界の食が今の形になったのは、1492年にコロンブスが新大陸に到達し、南米から、ジャガイモ・トウモロコシ・トマト・唐辛子といった、未知の食材をヨーロッパに持ち帰ったから。代わりに、ヨーロッパから南米には小麦・タマネギ・人参・キャベツ等が運ばれました。

 こうした大陸間の食材交換は、「コロンブス交換」(食の世界では今ちょっとした流行語です)と呼ばれ、地球の生態史に於いて、恐竜の絶滅以後、最も重要な出来事とされています。南米の食材は人類にとって、歴史を変えてしまうほど重要だったのです。

 日本では、外食大手のアスラポート・ダイニングが2015年に『タコベル』を再上陸させてから、メキシコ料理ブームが起っていて、トランジットジェネラルオフィスが『グズマン・イー・ゴメズ』、ティー・エフコーポレーションが『アギーラ デペロ』、K& BROTHERSが『クロニックタコス』、グローバルダイニングが『タコファナティコ』と、多店舗展開を狙ったメキシカンを次々に出店。

 また、それ以前から、HUGEが『ムーチョ モダン メキシカーノ』(丸の内)、『アシエンダ デル シエロ』(代官山)、『ラス ドスカラス』(原宿)、『エル カリエンテ』(品川)と大型メキシカン・レストランを都内にたて続けに出店し、若い客層を集めていました。

 が、これらの店が出しているのは、いずれも、純粋なメキシコ料理ではなく、アメリカ料理とメキシコ料理がミックスされて生まれたテックス・メックスと呼ばれるアメリカ産メキシカン。下のイラストのように、日本でよく知られたブリトー、ナチョス、ファヒータ、皮がパリッとしたタコスなどはすべてテックス・メックスで、本来のメキシコ料理ではありません。

日本でよく見るメキシコ料理

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