――女性が自分に関心があるかどうかは、どう判断すれば良いでしょう?
旅行や音楽が好きとか趣味の話は誰にでもします。学生時代の自分の話や昔の彼氏の話などの昔話や家族の話はどうでも良い人にはしないもの。そういった、「自分語り」の話が聞けたら脈があると思って良いでしょう。
相手に心を開かせるには自分から「昔付き合った彼女と辛い別れ方してさ」と、自分の過去を進んで話してみるといいかもしれません。
――彼氏がいるかどうかはいつ聞けば良いでしょうか?
ランチの時点で「彼氏いる?」と聞くのはハードルが高く、セクハラ認定される可能性も。先ほど言ったような昔話や家族の話が出てきたら、信頼関係が築かれたサインです。「彼氏いる?」と直接的に聞くよりは、「どうなの?最近は?」とさりげなく聞くのも良いし、「週末は何しているの?」と聞けば、彼氏がいるなら「彼氏と遊んでいる」と答えます。
先ほど言ったように自分の昔の彼女の話をしたら、彼氏がいる場合は「私は彼氏がいるんだけど」「いないんだけど」と言ってくるはず。
――信頼関係が築けたら、休日デートに誘っても良いですか?
良いと思います。ただし、注意しなければならないのは、デートしたからってつきあっている訳ではありません。告白して相手の意思を確認してから親密な関係に進むべきですね。
――そこまでこぎつけたら、セクハラと言われる可能性はないですか?
別れた後、「無理やり●●された」と言われる可能性はあります。あらかじめ「付き合っても別れても、仕事に影響がない様にしよう」など約束を交わしておいた方が良いでしょう。お互い社内では、特別扱いしないと、というようにしっかり公私の区別ができている女性なら安心。万一、別れる時は理由を正直に話すことが大事です。また、社内の別の女性と付き合うのは、ほとぼりが冷めるまでは、しばらく避けた方が良いでしょう。
――ありがとうございました。
■取材協力■
恋愛結婚学研究所
恋愛結婚学研究所は、株式会社TOBEが運営する、恋愛・婚活に勝つための情報サイト「愛カツ」 のコンテンツ企画や調査・分析を行っている。その他、主な活動は下記の通り。
・各分野の専門家による恋愛・結婚に関する学術的研究
・各種団体/企業との共同研究
・研究成果の定期的な発表
取材・文/稲垣有紀