およそ9割の家庭で使われているインクジェットプリンターですが、誰しも一度は思ったことがあるのではないでしょうか、「インク代高くない?」と。
特にお勤めの会社でレーザープリンターなどを使っている人は、その1枚あたりの印刷コストを知って、インクジェットプリンターとの差に驚かれるのではないでしょうか。
今回の記事では、そんな家庭用インクジェットプリンターのインクを安く済ませるための方法を紹介します。
家庭用インクジェットプリンターとレーザープリンターの違い
上:キヤノンインクジェットプリンターTS8230下:キヤノンレーザービームプリンターLBP654C、LBP443i
そもそも企業でよく使われているレーザープリンターと、私たちが家庭でよく使っているインクジェットプリンターは何が異なるのでしょうか。
同じ「印刷」をする機械でも、レーザープリンターとインクジェットプリンターの大きく異なる点は、その印刷方式にあります。レーザープリンターは、トナーという粉をドラム(感光体)で圧着してプリントするのに対し、家庭用インクジェットプリンターは、インクタンクを使って直接紙に吹きかけてプリントします。
レーザープリンターは大量の文書を高速で印刷することができますが、写真など高画質印刷には向いていません。一方でインクジェットプリンターは、高速印刷は不得意ですが、高画質な写真などの印刷には向いています。両機種ともインク代で利益をあげるストックビジネス方式を採用していますが、レーザープリンターの場合は大量に印刷をかけることを前提としているので、1枚あたりの印刷コストが低価格に設定されていることが多いです。一方で家庭用インクジェットプリンターは、大量印刷を前提としていないので、1枚あたりの印刷コストが高価になってしまうのです。