結婚式場を見学する前に知っておきたいのが、結婚式費用の相場や平均額。もちろん、ゲストの人数や披露宴の内容によって金額は異なりますが、目安となる価格を知っておけば、式場が選びやすくなるはずです。また、この記事では結婚式費用の支払い方法も紹介しています。
結婚式にかかる費用の平均と内訳
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、挙式/披露宴・披露パーティにかかる費用の総額は、全国平均「357.5万円」。
内訳には以下のようなものが挙げられます。
挙式料/披露宴会場の使用料/料理/飲み物/衣装/ブーケ/控室料/美容着付/介添料/テーブルコーディネート/装花/ウエディングケーキ/音響照明+オペレーター/ペーパーアイテム/芳名帳/引出物+紙袋/プチギフト/写真撮影/映像(プロフィールムービーなど)/司会者/当日の映像撮影/サービス料/ヘアメイクリハーサル
そのほか、受付/主賓/余興を行ってくれた方への御礼、遠方のゲストの交通費・宿泊費を負担することも。また、テーブルコーディネートや衣装、料理をランクアップすると追加料金が発生します。
さらに、結婚式の費用は会場の立地や挙式の形態、ゲストの人数、演出などによっても変動します。特に披露宴は、ゲストの人数がポイントに。プチギフトや招待状など単価が低いものでも、数が増えれば総額が大きくなります。
北海道では結婚式費用が安い!? 自己負担も少ない?
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」では、地域別の結婚費用も公開しています。「挙式/披露宴・披露パーティ」の項目を見ると、ほかの地域は335~396万円なのに対し、北海道のみ「194.6万円」と飛び抜けて安いです。
実は、北海道の結婚式は一般的に会費制で、1.5次会のような形式で披露宴を行うため、このような数値になっています。
また、会費制のためご祝儀は受け取らないことが多いです。会費の設定額にもよりますが、自己負担額(後述)は他の地域とさほど変わらないようです。
30人規模の結婚式費用の相場・平均は?
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、ゲスト1人あたりの挙式、披露宴・披露パーティにかかる費用は、6.5万円。
30人規模で考えると、「6.5万円×30人=195万円」が相場の目安になります。
80人規模の結婚式費用の相場・平均は?
前述と同じように計算すると、80人規模の場合は「6.5万円×80人=520万円」が相場の目安になります。
100人規模の結婚式費用の相場・平均は?
前述と同じように計算すると、80人規模の場合は「6.5万円×100人=650万円」が相場の目安になります。ただし、北海道のように会費制で行う場合はこの限りではありません。
結婚式費用は全て新郎新婦が負担するわけではない
結婚式にかかる費用は、新郎新婦が全て負担するわけではありません。というのも、ご祝儀でその一部を賄えたり、親や親族が援助してくれる場合があるからです。
自己負担額(持ち出し費用)は、「結婚式費用-(ご祝儀の総額+援助額)」で計算すると良いでしょう。ご祝儀の金額は一人当たり「3万円」が一般的とされています。
結婚式費用の自己負担額の平均は?
なお「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」の調査によると、挙式、披露宴・披露パーティにおける自己負担額の平均は142.8万円です。
※結婚トレンド調査では、サンプルごとに「挙式、披露宴・披露パーティ総額」から「ご祝儀または会費総額」を引いて平均額を算出。
結婚式費用で親が負担してくれる分の平均は?
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2018調べ」によると、親・親族から援助があったというカップルは70.7%。援助総額の平均は174.5万円とのことです。
援助額は両家で折半したり、ゲストの人数比で決めるなど様々ですが、両家の意向がすれ違わないように気を付けましょう。
親が結婚式費用を出さないパターンも
もちろん、親からの援助がない場合も考えられます。その理由は様々ですが、経済的な事情や、親御さんが「子供はすでに自立しているから」と新郎新婦だけで賄うことを望んでいる場合などが考えられます。
どうしても予算が足りずに助けてほしいという時は、「借りる」という形を取って、一時的に援助してもらうようお願いするのも良いでしょう。
結婚式二次会の費用と内訳は?
結婚式の二次会は、会場使用料/飲食代金/ゲームの景品代/余興にかかる費用/幹事への御礼などがかかります。披露宴と同じ会場(建物内)で二次会を行ったり、カフェを貸し切って行うなど、会場選び次第ではコストを抑えることもできます。
なお、二次会の費用は会費で賄えることも多いですが、景品代などが一部持ち出しになることもあります。