那覇空港が飛躍的に使いやすい空港に変貌
500円前後でも飲食できるお店が増えると共に、沖縄のローカルフードを楽しめるお店もあることで、飛行機の出発時間も見ながらお店選びができる。まだオープン直後で国内線の出発口から少し離れていることもあり、今はゆっくり食事ができるようだ。
更に2階には商業エリア「YUINICHI STREER(ユイニチストリート)」がオープンした。大型ショッピングモールのような雰囲気で「日本ブランドと沖縄プレミアム」というコンセプトでアイデア溢れるワンランク上のお土産も数多く販売されているなど、早く空港に来て、国内線エリアのお土産店と共にお土産選びすることができるようになった。
2階の「YUINICHI STREER(ユイニチストリート)」は、まるでショッピングモールのような雰囲気でワンランク上のお土産品が多い
その他に既にオープンしているお店であるが人気行列店として「ポークたまごおにぎり本店」が国内線到着ロビーのすぐ横にあり、日本人観光客だけでなく、アジアからの観光客も評判を聞きつけて長い列をなしている。店内で食べられることもできるが、テイクアウトして帰りの飛行機の中や自宅に持ち帰ることもできる。メニューも豊富でスタンダードの「ポーたま」をはじめ、明太子、高菜、海老フライ、ゴーヤ、島豆腐の厚揚げなどが入ったオリジナルのポークたまごおにぎりが楽しめる。
那覇空港内で今、最も行列が長い「ポークたまごおにぎり本店」は国内線の到着ロビーにある
また既にオープンしているが、ゆっくり美味しいコーヒーを飲みながら電源も使えるカフェとして那覇空港を頻繁に利用する人の利用が増えているのが、国内線3階のJALチェックインカウンターの奥(ジェットスター・ジャパンのチェックインカウンターの隣)に昨年オープンした「タリーズ」。都心のお店とメニューは変わらないが、テーブルや電源も完備しているので、空港内で仕事をしたり、充電したりしたいときに重宝する。奥まっていてわかりにくいかもしれないが、店内も広いのでおすすめだ。
国内線のジェットスター・ジャパンチェックインカウンターのすぐ横にあるタリーズコーヒー。空港内で仕事をしたり充電したい人におすすめ
これまで飲食店が限られていた那覇空港が飛躍的に使いやすい空港に変貌した。チェックインカウンターや保安検査場も混み合っていることが多いので、早めに空港に到着してチェックインをした後の時間を楽しんでみてはいかがだろうか。
取材・文/鳥海高太朗
航空・旅行アナリスト、帝京大学航空宇宙工学科非常勤講師、ANA「What’s up? ANA」社外編集者