新事実発覚! 日本の生春巻レシピは間違っていた!
唐辛子について説明されているこの方が、本日の料理教室の先生・ワン先生でございます!!
唐辛子の説明の後、
「なにか質問はありますか?」
と先生がおっしゃられたので、ワタクシ、煩悩の思惑まま、
「先生は何歳ですか?」
と聞いて、取材コーディネーターの人に、
「ベトナムで女性にそういう質問はタブーです」
と戒められました。非常に反省しております。反省しつつ『ホアトゥック』に戻り、料理教室の本番ははじまった。
作る料理は三種類。まずはベトナム料理の定番中の定番。生春巻!! ベトナム語でいうところの『ゴイクン』ですね。
あの〜詳しいレシピをここで書いたら教室のネタバレというか営業妨害なんで詳しいことは書かない、というか書けない! それは実際に教室に参加して教えてもらっていただきたいけど、生春巻の作り方でひとつ常識を覆されたことがあったんで、それをなにより伝えたい!!
ライスペーパーあるでしょ? 乾燥したヤツ。あれを戻す方法って、日本ではどんなレシピを見ても“霧吹きで両面を濡らす”だの“ぬるま湯にさっとくぐらせる”だの、絶対に両面を濡らすようなことになってるんですよ。売ってるライスペーパーのパッケージにも、そう書いてある。
でもこれが間違いでした。濡らすのはザラザラした裏面だけ。その裏面を表にして、濡らした手で撫でるようにして濡らす。巻けるくらい柔らかくなるまで、様子を見ながら少しずつ片面のみ湿らせていく。そう。ベトナムではライスペーパーの両面を濡らすのは、女性に年齢を聞くのと同様にタブーであったのだ!
オレも過去に何回か生春巻作ったけど、どうもヘニョヘニョになって、いまひとつうまく巻けなかった。しかしヘニョヘニョになる理由は両面濡らすことにあったのだ。それが片面濡らしだと、確かにうまく巻けるんですよ!
さらにもうひとつ巻き方のコツがあった。日本では生春巻でも普通の春巻でも、少し巻きだしてから両翼部分っていうのかな、左右の部分を折っていくでしょ? ところが、料理する人ならば上の写真を見たら気付くように、ライスペーパー越しに食材を透き通らせたい海老と焼豚以外の野菜やビーフンといった食材をライスペーパーに載せたら、まず最初に両翼を折り畳んじゃう。これがベトナム流だった!
どうも生春巻がうまく巻けないっていう人は是非試してほしい、この二つの方法! その方法を駆使して完成いたしました、ワタシの作った生春巻です。
手前は、これも教えていただいたピーナッツソースね。自画自賛して申し訳ないですが、うまく巻けてるじゃないですか。
続いて作ったのが『春雨とイカのサラダ』。ここではおもしろい調理器具を使った。