iPhone Xのカメラレンズの性能を振り返る
最後に、カメラレンズの性能を見ていこう。
iPhone Xのカメラ性能はレンズが命?
一般的に、デジカメの性能を決めるのは、レンズ、センサー、画像処理の3つだ。これら単体の性能が良いことはもちろんだが、どう連携をさせるかが重要で、iPhoneはこのあたりのチューニングを高いレベルでやっている。おかげで、誰でも簡単にきれいな写真が撮れるわけだ。
iPhone Xのカメラはレンズが2つ
iPhone Xのカメラは、レンズを2つ搭載している。上のカメラが広角側で、下が望遠側だ。撮影時は、どちらか一方を使うということではなく、常に両方使い、さまざまな画像処理を行って、一枚の写真を作り上げている。
iPhone 7 PlusやiPhone 8 Plusといった大きなサイズのiPhoneに搭載されてきたデュアルカメラ。iPhone 8とそれほど変わらないサイズのボディに、2つのレンズを搭載したiPhone Xは、次世代のiPhoneというにふさわしい効果を得た。
【参考】4Kビデオ、AR、スローモーション、ポートレート、『iPhone 8 Plus』のカメラの進化を徹底検証
iPhone Xのカメラレンズに保護フィルムは必要?
iPhone Xの背面用保護フィルムは、通常はカメラ部分が切り抜かれている。しかし、カメラは飛び出ているし、やはり保護したいと思う人は多いだろう。カメラ部分専用のフィルムも販売されてはいるが、フィルム貼り付け時に気泡やフィルムに傷や汚れが付いてしまえば、写真に影響が出てしまう。また、フラッシュが反射して色味に影響が出ることもある。取り扱いには十分注意しよう。
iPhone Xのカメラレンズ保護はどうする?
そうは言っても、やはりカメラレンズは保護したい。キャップ式の保護カバーといったものもあるので、自分に合ったカメラレンズ保護を考えてみよう。
iPhone Xのカメラレンズを修理するにはどれくらいかかる?
不幸にも、レンズカバーに傷が付いてしまった場合は、修理しないときれいな写真が撮れなくなってしまう。しかし、修理代はどれくらいかかるのだろうか。
Appleの修理サービスを利用する場合は、レンズカバーの修理に限らず、一律で税別6万2400円となる(画面の破損のみとバッテリー交換を除く)。一般的な修理ショップだと、数千円〜1万円前後で修理可能だ。
以上、iPhone Xの「カメラ」について再検証してみたところ、iPhone Xは次世代のiPhoneにふさわしい「カメラ」へと進化していた。iPhone XS/XS Max、iPhone XRといった機種にもレンズの数の違いなどはあれ、iPhone Xで進化した機能は十分に生かされている。
次世代へ突入したiPhone Xシリーズ。写真コンシャスなスマホユーザーにも満足いくモデルであることが、再認識された。
文/ねこリセット