■連載/コウチワタルのMONO ZAKKA探訪
私は常々「薄いは正義」と思っている人間だ。厚みがなければそれだけ多く他のモノを持ち歩くことができるし、そのモノ自体を携帯することができる範囲が広がるからである。そんなモットーを体現したことのような印鑑がこの『IN-CARD』である。
一般的に印鑑といえば細長い円柱型をしているものだが、この『IN-CARD』の場合はなんとカード型をしているのだ。
今回実際に購入して使用してみたので、その実感も交えてレビューしていこう。
『IN-CARD』とは?
『IN-CARD』は「株式会社タンゴ」から発売されている浸透印タイプの印鑑である。浸透印タイプの印鑑であるので、オフィスで書類の閲覧印として押したり、宅配便の受け取り印として押す分には問題はないが、実印や銀行印としてはお薦めできないことは留意してもらいたい。この『IN-CARD』、私はごく最近知ったものの10年以上前から販売されている長い歴史のある製品のようで、一部の人の間では昔から知られていたところもあるようだ。
『IN-CARD』の使い方
ここからは『IN-CARD』の使い方を紹介していこう
1.おもて面の蓋をスライドさせる
本体おもて面にあるこの縦長のものが蓋となっている。
スライドさせてこのように印面が見えるようにする。
2.本体を裏返して印鑑を押したい所に置き、ボタンを押す
本体を裏返して印鑑を押したい所に置いたら、印面の裏側に当たる部分にダイヤ型のボタンがあるので、そのボタンを押してやればきちんと印鑑が押せている。