
Googleアカウントを持っているだけで、誰もが使える Gmail。とても便利なので、スマホやパソコンでも利用している人が多いだろう。パソコンでGmail利用すると、「SMTP」という言葉を目にしたことはないだろうか。
これはGmailに限らず、メールサービスでは必ず出てくる用語だ。そこで、本記事では「SMTP」について詳しく説明したい。
GmailのSMTPサーバーとは?
「SMTP」とは、Simple Mail Transfer Protocolの略で、メールを送信する取り決めのことだ。
GmailでもSMTPサーバーはメールを送信する役割を持つ
メールを送信する役割のサーバーを一般的に送信サーバーと呼ぶ。メールを送るときの取り決めが「SMTP」なので、送信サーバーはSMTPサーバーとも呼ばれる。
GmailのSMTPサーバーを設定しよう
パソコンなどでメール使うなら、SMTPサーバーを利用するか設定する必要がある。設定方法を見ていこう。
GmailのPOPやIMAPは受信サーバー、SMTPは送信サーバー
メールのサーバー設定は大きく分けて2つ。受信サーバーと送信サーバーだ。POPやIMAPと呼ばれるのが受信サーバー。どちらも正しく設定できていないと、メールの送受信ができない
【参考】
Gmailを使うにはPOP3やIMAP4だけでなくSMTPも正しく設定しよう
メールソフトの設定を行うなら、POPやIMAPと呼ばれる受信サーバーの設定をはじめ、送信サーバーであるSMTPも正しく設定しよう。
GmailのSMTPサーバー設定項目
SMTPサーバーの設定に必要な項目は、一般的に以下の通りだ。
■サーバー名
■ポート番号
■セキュリティ(暗号化)方式
■認証の有無
Gmailでの設定項目は、以下のとおりとなる。
GmailのSMTPサーバーのポートって何?
ポートとは、サーバーがデータを送受信する出入口のようなもの。サーバーを郵便局に例えると、ポートは私書箱だ。インターネット上では様々なサービスが提供されていて、このサービスごとにポートを分けて使用することになっている。
GmailのSMTPサーバーのポート番号は?
ポートには0~65535の番号が割り当てられていて、この番号で識別する。送信サーバーが使う番号は、一般的に25/465/587の3つだ。
GmailのSMTPサーバーのポート番号は587
GmailのSMTPのポート番号は、通常587と考えよう。セキュリティ(暗号化)方式としてTLS/STARTTLSが使えない場合は、465となる。
GmailのSMTPサーバーでポート25は使わない
一般的に、セキュリティ(暗号化)や認証を必要としない場合に使うポート番号の25は、Gmailでは利用できない。