お金を貯めたい――その願いは、誰しもが抱いているはず。こちらでは、お金を貯めるための基本的な考え方や、中学生/高校生/学生/主婦/社会人がお金を貯める方法、すぐに使えるスマホアプリなどを紹介します。
お金を貯める秘訣と考え方
お金を貯めるための基本的な考え方は、「お金を使ったあと余った分を貯金に回す」のでなく、「余った分を使う」。「収入-貯金額=月々使えるお金」と考えましょう。
短期間でお金を貯める方法を実践しても支出が多いと意味がない
アルバイトなど、収入を増やせば短期間でお金が貯まりますが、支出が多いと元も子もありません。
お金が貯まらない人は、知らず知らずのうちに無駄遣いをしている傾向があります。「気付いたらお金がなかった」という人は要注意。支出を把握するところから始めましょう。
最も有効な方法は、家計簿をつけること。後述するように、無料アプリも数多くあります。また、クレジットカードを1枚に絞ることでも支出を把握しやすくなります。
家計簿をつけるのが苦手という方は、毎週一定額のみお財布に入れる、決まった曜日以外ATMに行かない、という方法もおすすめです。
必要最低限のモノを買うという考え方
無駄遣いをなくすためには、「必要最低限のモノ以外買わない」という意識も大切。「これは使うかも」程度のモノは不要とみなしましょう。
一見お得に思えるクーポンも、無駄遣いの温床に。本来は行く必要がないのに「クーポンがあるからあの薬局に行こう」「ついでにこれも買おう」と、つい無駄遣いする恐れがあります。必要のなさそうなクーポンを破棄することも、時には得策です。
また、習慣の見直しも有効です。帰りはコンビニに寄らずに真っ直ぐ帰るなど、少しの意識改革で無駄遣いを抑えることができます。
すぐに実践できる! 賢くお金を貯める方法
金融機関のサービスを利用したり、スマホアプリを活用するなど、賢くお金を貯める方法を紹介します。
【参考】
銀行の「自動積立定期預金」でお金を貯める
会社員の方や、パートやアルバイトで毎月収入がある方は、「自動積立定期預金」がおすすめ。毎月決まった額を普通預金口座から定期預金に積み立てるサービスで、多くの金融機関で利用可能です。
引き落とし日を給与振り込み日の翌日に設定しておけば、無駄遣いの心配もありません。
用途別! お金を貯めるアプリ
スマホアプリを有効活用することで、貯金がしやすくなります。
家計簿アプリ
支出を把握するための有効な方法は、家計簿をつけること。スマホアプリを使えば手軽に家計簿をつけられます。
「Zaim」(画像)を筆頭に、「マネーフォワード」「おカネレコ」「Dr.Wallet」「レシーピ!」などは特に人気が高いです。
【参考】
貯金アプリ(自動貯金タイプ)
クレジットカードや銀座口座と連携して自動積立してくれるアプリを使えば、着実にお金が貯まるでしょう。
中でも人気が高いのは「finbee」。つみたて貯金、クレジットカードやデビットカードの決済額の端数をメイン口座から貯金専用口座に移動する“おつり貯金”、登録した場所に行くと自動的に貯金される“チェックイン貯金”、マイルール貯金など、様々な方法をラインナップしています。
また「しらたま」も、つみたて貯金、おつり貯金の機能を備えた人気の自動貯金アプリです。
【参考】
貯金アプリ(貯金額管理タイプ)
銀行口座とは連携させず、自分で貯金した金額を入力し、目標金額に達成するのをサポートしてくれるアプリも使いやすいです。
「猫の貯金庫」(画像/公式より)のようなかわいいデザインのアプリや、「100マス貯金」のようにゲーム感覚で使えるものなどは、貯金を楽しく行うことができます。
収入がなくてもお金を貯めるコツ
中学生や、校則や時間的な都合でアルバイトができない高校生、学生、主婦でも、お金は貯められます。参考リンクもぜひチェックしてください。
【参考】
早く、賢く、効率良くお金を貯める!主婦から学生まで稼げる方法教えます
中学生がお金を貯める方法
中学生はアルバイトができないため、家の手伝いをしてお小遣いアップを図ったり、地道にお金を貯めましょう。
「500円貯金」は、地道に続ければ1年間で10万円貯めることも可能です。
500円では金額が大きすぎるという方は、100円貯金でも良いでしょう。1日1本ジュースを我慢すれば、「100円×365日=3万5600円」。年間3万円以上、貯金できます。
コツとしては、帰宅後すぐにお金を貯金箱に入れること。透明な貯金箱や、蓋が開けられるタイプの貯金箱を選べば、途中経過が把握できて日々のモチベーションが上がります。
お金を貯めたい高校生は節約&貯金箱
高校生はアルバイトもできますが、学校によっては校則で禁じられている場合も。その時は、支出を減らして地道に貯金しましょう。
まず、無駄遣いをしていないかをチェック。買い食いをしない、自宅から水筒を持参して飲み物は買わない、携帯電話料金のプランを見直すなど、探してみると、高校生でも意外と改善点は見つかるものです。
また、前述した500円貯金もおすすめです。
学生がお金を貯める方法
学生もアルバイトは可能ですが、学業が忙しく時間が取れないこともあると思います。
基本は高校生と同じで、日々の節約が大切。格安スマホを使うなど、携帯電話料金や通信費を抑えましょう。また、お昼は外食にせずお弁当を持参する、定期は6ヶ月分買うなど、小さな節約も積み重なれば大きな貯金につながります。
一人暮らしの方は、自炊をする、電気を無駄遣いしないなど生活費にも気を遣いましょう。
お金を貯めたい主婦はポイントを貯めて節約
主婦の場合、よく行くスーパーのクレジットカードを作っておけば、現金よりもポイントが貯まってお得になることも。また、保険を見直すというのもおすすめです。
パートに出るのが難しい方は、クラウドソーシングをはじめとする在宅ワークで収入を得るのも良いでしょう。ただし、中には作業時間と収入が割に合わないものがあるので注意が必要です。
考え方と工夫次第で、お金は確実に貯めることができます。無理をしすぎないことも大切なので、できる方法から始め、楽しく貯金を行いましょう。
文/bommiy