すみません、涎で湖できました
『モーフィアス』の誇るチャイニーズレストランが『Yi(イー)』である。
正直、こんな内装の店、初めて見た! っていうか、もうこの店以外では二度とお目にかかれないかもしれない斬新を超えたインテリアもザハ・ハディド女史デザイン!
この空間で中国各地の味を大胆にコンビネーションした“おまかせ”の料理を味わう。もはやSFの中のアジア系主人公のような体験で、想像しただけでドキドキしてくるくらいである。
ちなみに『シティ・オブ・ドリームス・マカオ』の中には、他にもチャイニーズレストランは何軒もあるが、特に名店の誉れの高い店がある。『ジェイド ドラゴン』である。
『ジェイド ドラゴン』の店内。『ライチの木でスモークした放養鶏のトリフ添え』(鶏半身で268マカオパカタ(約4000円)。
数えきれないくらい中国料理店のあるマカオの中でもミシュランで3つ星を獲得している広東料理の店は、なんとこの『ジェイド ドラゴン』ただ一軒! まさしくマカオの広東料理のトップオブトッブなのである。
話を『モーフィアス』に戻そう。なにしろ食の感動はまだまだ続くのだ。『モーフィアス』のスイート以上の客室に宿泊したゲストや特別なVIPだけにアクセスの許された『クラブラウンジ』が30階にある。
『Yi(イー)』もこのラウンジも、『モーフィアス』をそとから見た時の、ビル中心の空洞が、このフロアーの屋根になってるワケですね。
アルコール以外はビュッフェ料理も無料で堪能できるこのラウンジ……すみません、取材だということでアクセスさせていただいてましたが、朝食もここでいただいてしまいました。
オーソドックスな朝食メニューから、「これなに?」と食の好奇心を俄然引き立てるメニューまでがビュッフェで並ぶ。
さらにビュッフェ以外にオムレツや点心といった出来立てのアラカルトも無料でオーダーできます。
洒落た朝食の定番『エッグベネディクト』。玉子への熱の通し具合のたまらぬ絶妙さ!
そしてこのラウンジの特筆すべき点が、スイーツがあのピエール・エルメだということ。
そうです。あの世界最高のパティシエ“ピエール・エルメ”!
クラブラウンジで食べたスイーツ。チョコやフランスの古典菓子のカヌレはともかく、マカオ名物も『エッグタルト』もピエール・エルメが作ってる! それが驚愕の食べ放題…。
なにしろ『モーフィアス』のアトリウムロビーには『ピエール・エルメ ラウンジ』 があるんですよ!
そしてホテル内で提供されるスイーツは、全てこの『ピエール・エルメ ラウンジ』のキッチンで 作られているという、甘い物好きなら感動で失神しそうな事実!
この写真奥の格子状のドームの中が『ピエール・エルメ ラウンジ(Pierre Herme Lounge)』。
アラン・デュカスのレストランが2軒に、スイーツは全てピエール・エルメ……フランスにもないよ、こんな美食ホテル!!
もちろん、一流ホテルの必須の至福空間である高級スパ『モーフィアス スパ』もある。
スパの内装は本物の白樺が飾られた北欧のイメージ。施術室は一転、太陽光が降り注ぐ。
ちなみに,このスパのジャグジーやサウナ(これがまた素晴らしい!)のあるスペースはフィットネスクラブのドレッシングルームも兼ねているんで、宿泊客ならば無料のフィットネスクラブクラブを使えば利用することもできる。これはホテルのガイドブックにも載ってなかったけど実地で体験いたしました。
いや~もうこの時点でクラクラである。しかし、この『モーフィアス』も統合リゾート施設『シティ・オブ・ドリームス・マカオ』の一部でしかないのだ。