まさにいま、新生活に向けて引っ越しのために不用品・不要品処分に頭を悩ませていないだろうか? さまざまな手段があるが、最も得する方法、生産的な手法を知りたいところ。そこで引っ越しの不用品・不要品処分のヒントを整理収納アドバイザーに聞いた。
不用品・不要品処分で損しないためのポイント
不用品と不要品を処分したい場合、できる限り「損」をしたくないと考えるものだ。少しでも得する方法で処分したい。整理収納アドバイザーのゆっきーさんにポイントを教えてもらった。
●優先順位を決める
「何が損か得かは、『時間、手間、お金』の3つの優先順位で変わります。まずは自分の優先順位を決めることが第一です。それによって最も自分が得するための方法を探しましょう。
全般的に、時間を優先させると『引越し屋さんに引越と合わせて依頼する』のが一番です。次は民間の不用品処分業者に依頼すること。お金を優先させると、自治体の粗大ゴミとして出すのがベストです。その他、手間を惜しまないならメルカリなどのネット販売も金銭面では高さが見込めます」
●リサイクルショップに持ち込む
「家電、家具を含め、一般的な基準として『製造5年以内』、もしくは『購入後5年以内』のモノはリサイクルショップで買い取りしてくれます。出張買取してくれるところもありますが、できれば店舗に持ち込んだほうが、買取の可能性や査定額が高くなります。大きな商品の持ち込みはむずかしいかもしれませんが、何件か問い合わせをしてみるといいです。ネットで探すのもいいですが、『運搬』というコストを踏まえると、近所の小さなリサイクルショップに聞いてみるのもいいかもしれません」
●早めに処分する
「処分をするものは期間に余裕をもって早めに手配して処分するのが得するポイント。引越しシーズンは自治体の粗大ゴミの予約も多くなり、引っ越しまでに間に合わなくなることも。結果、依頼先によっては高くつくケースもあります」
●不用品は自治体の粗大ゴミを活用する
「比較的安価で済むことから、できるだけ自治体の粗大ゴミ出しを活用するのがおすすめです。自治体によっては粗大ゴミの持ち込みが可能なところもあり、持ち込むと安価で捨てられることがありますので、問い合わせてみてください。自分で運び出せない場合は友人に手伝ってもらう、または引越し日の翌日などに回収予約をして、引越し業者さんに外まで運び出してもらうといいです」
不用品・不要品処分のワザ4つ
不用品・不要品処分の際、知識がないとどうしても、粗大ゴミや回収業者、リサイクルショップに頼るといった王道の方法しか思いつかないものだ。そこでゆっきーさんに、不用品・不要品処分のワザを4つ教えてもらった。ぜひヒントにしてみよう。
●ネットを介して売る
「先にも述べましたが、手間をかけてもいいなら、メルカリやヤフオク!で売ってみるのも手です。またはジモティーなどのサイトを活用して引き取ってくれる、もしくは買い取ってくれるご近所さんを見つけるのもいいですね。ただ、ネット取引はそれなりに手間やリスクもありますので、経験のある人にアドバイスをもらうといいです」
●ジャンク問屋に売る
「世の中には『ジャンク問屋』といわれる会社があります。よく街中を軽トラで回っていて『壊れた家電を引取ります』という業者さんがいますが、ジャンク問屋は彼らの持ち込み先です。一般の方も行くことは可能です。モノにもよりますが、家電リサイクル対象のテレビや冷蔵庫、洗濯機、エアコン、またパソコンなども基準により買い取ってくれます。少額ですが、リサイクル料金とのプラスマイナスで考えると、かなりお得になることも」
●家電は「下取り値引き」を活用する
「家電品は買い替えのときに『下取り値引き』をしている場合があるので、いったん引っ越し先に運んでから買い替えるのも一つの方法です」
●鉄くず買取業者に持ち込んでみる
「鉄くず買取業者は、スチール製のものやスチールがメインのモノは持っていけば重さで買い取ってくれるケースがあります。レンジ台やパイプハンガー、スチールラックなどがあれば相談してみるのもいいかもしれません」