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都心に続々オープン!12年ぶりに第3次ジンギスカンブームが到来した理由

2019.03.24

「チルド羊肉」とは?

 今、第3次ジンギスカン・ブームが来ているそうですね。

 ちなみに、第1次ブームは、1970年代初め、JR(当時は国鉄)が仕掛けた「ディスカバー・ジャパン」ブームに乗って、若者が北海道に押し寄せ、「ジンギスカン」という料理名が日本全国に知られた時。2度目のブームは、皆さんもご記憶の、2004年からの2年間。この時は、フジテレビの「発掘!あるある大事典」で、羊肉に含まれるカルニチンというアミノ酸に脂肪を燃焼させる働きがあることが紹介されたのと、BSE(牛海綿状脳症)の流行が逆に追い風となり、2004年3月の時点で都内に15軒しかなかったジンギスカン専門店が2006年末には200店まで急増しました。が、熱しやすく冷めやすい日本人の悲しい性(さが)、わずか2年で飽きられ、2008年末には200店が60店まで減ってしまったといいます。

 それから12年後にやってきたのが、今の3次ブームというわけです。

 今回、ジンギスカンがブームになった一番の要因は、質のいいチルド羊肉(一度も冷凍せず、調理まで冷蔵で通した肉)が航空便でどんどん輸入されるようになったこと。羊肉は一度冷凍すると脂が酸化して臭くなり、そのにおいを羊のにおいと思い込んでいる人も多いそうですが、チルドだとそれが全くないといいます。

 また、2015年からオーストラリア食肉家畜生産者事業団が人気シェフや食肉業者など計21名をオーストラリア産ラムのPR大使「ラムバサダー」に任命し、積極的なPR活動を展開。2017年には、それまでBSEの余波で16年間にわたって輸入禁止だったフランス産羊肉の輸入も解禁されました。それに合わせて2018年の羊肉の輸入額は、第2次ブームのピーク時の2006年を上回り、ジンギスカンの店も月に2〜3店のペースで増え続けているのだとか。

 とはいえ、日本人の羊肉の年間消費量は、いまだに一人当たり平均200gにすぎず、オーストラリア人の約50分の1。その少ない消費量のうち、国産羊肉が占める割合はわずか1%で、99%が輸入。日本で飼育されている羊は全部で1万7千頭だそうですが、これはオーストラリアだと一軒の農家が飼っている数だといいます。

 そもそも、羊牧場は年間で最低120頭は出荷しないと採算が取れないそうですが、それだけ羊を出荷できる生産者は、国内に10軒あるかないか。生後11か月のラムは、骨を除いた食用になる部分が20kg前後なのに対し、牛は平均出荷月齢の30か月で食用部分が約500kg。割り算してみればわかりますが、実はラム肉は牛よりはるかにコストがかかるそうで現にフランスでは、羊は牛より高級食材というのが常識。なのに日本では、羊は牛より安い肉というイメージがあり、羊の生産者は価格面でも苦労がつきないそうです。

 ついでにいうと、羊は1年で約6才歳(とし)をとり、1回の出産でメス羊が産む赤ちゃんは平均わずか1.5頭。羊の乳首は2つしかないので(牛は4つ、豚は14あります!)、もしも一度に3頭生まれた場合、1頭は人間が授乳しなければならず、かなりの手間なのだそうです。

 また生まれる数が少ないため、羊生産者はメス羊をたくさん飼わなければなりません。羊肉は生後1年未満のものをラム、2年以上をマトン、その中間の1年以上2年未満をホゲットといいますが、メス羊は何度も出産してもらわなければならないので、ラムとして生後1年未満で市場に出るのは全てオス。逆に、マトンとして出てくるのは、ほとんどが出産を終えたメス。どんな動物もそうですが、メスの肉はオスより柔らかいので、巷間伝わる「ラムは柔らかいが、マトンは硬い」という定説は迷信で、正しく扱えばマトンも十分柔らかいはず。そのうえマトンはカルニチンの含有量がラムの2倍だそうで、マトンを食べない手はありません。

『ジンギスカン羊一 新宿店』『ジンギスカン羊一 新宿店』は、代々木で焼肉店『黒牛』を経営するビアジェが展開するチルドラム肉専門のジンギスカン店の、渋谷、五反田、田町に次ぐ4号店。昨年10月オープン。値段も味も『羊サンライズ』の6掛けという感じの若者向けの店。◆住所:新宿区歌舞伎町2-8-12 新宿アーバンホテル2階◆電話:03・6457・6929

『ひつじ八番』『ひつじ八番』は、『磯丸水産』の経営元のSFPホールディングスが昨年暮れに赤坂に出した店。チルド肉専門なのも、スタッフが焼くのも(ここは人が足りてないのか、チョイチョイいなくなりますが)、メニュー構成も『羊サンライズ』ソックリ。◆住所:港区赤坂3-13-2 上野産業赤坂第1ビル1階◆電話:03・5545・2831

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