外貨預金はこんな人にはおすすめしない
であり、外貨投資ではしばしば起きる「為替差損」。このリスクを理解できない・受け入れられない人は、投資対象にすべきではない。預金とはいうものの、元本は保証されていないのだ。
また、金利も変動するのが常だ。例えば金利が1%減ることはよくあること。さらに円高にり、差損が出たなら期待する利回りは得られない。
また、デフォルトのリスクが高まると、その国の通貨の価値が下がる。それは急激な円高につながり、為替差損の要因にもなる。
また、手数料と税金も馬鹿にはならない。
リスクを考えずに欲を張って投資する人や、1円でも元本が減ることに耐えられない人は外貨預金には向いていないだろう。
また、自己資金の性格も重要だ。短期に使途予定のない余裕資金であればよいが、支払いの決まっている資金や、借り入れ金などでの運用は避けるべきであろう。
外貨預金のシュミレーション
リスクもあるが、リターンも期待できる外貨預金。実際に始める前に、各行がインターネット上でシュミレーション機能を提供しているで、まずはそちらで試してみてはいかがだろうか?
三菱UFJ銀行
https://www.bk.mufg.jp/tameru/gaika/sim/normal/index.html
みずほ銀行
https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/gaika/simulation/index.html
楽天銀行
https://www.rakuten-bank.co.jp/assets/fixeddep/term/simulation/index.html
じぶん銀行
https://www.jibunbank.co.jp/products/foreign_deposit/simulator/#yen-usd
ジャパンネット銀行
https://fcd.japannetbank.co.jp/nbx/nbxabf0092/NBXAAC01G01DispBeforeLoginAction00.do
外貨預金をやってみた
未曾有の低金利時代、預入先に悩んでいる方は多く、実際に外貨預金をやってみたというブログを各所で見受ける。
成功したという人はもちろん、否定的な人もいるので参考にしてみてはいかがだろうか?
筆者も外貨預金をしたことがあり、たまたま円安の波に乗り資金を増やすことができたが、その間、値上がり値下がりは当然あり、一時は2割近い損が出ていたことも。
株式や投信などの経験があるので、短期の値上がり値下がりに動じないつもりではいたが、貯蓄志向の高い資金ではやはり、元本割れは心が揺らぐもの。こういう金融商品はなるべく、余裕資金で運用した方が心のゆとりを持って接することができるだろう。
外貨預金で失敗すると
外貨預金は何度も書いてきたが、値上がりや値下がり、金利の動向などにより、自分の予測どおりにいかないことも多い。成功イメージだけではなく、最悪の場合も想定して運用したい。
外貨預金のリスク分散機能
先行きが不透明な世の中、日本といえども将来はどうなるかわからない。外貨預金のメリットのひとつには「分散投資」がある。各国通貨に分散することでデフォルトなどのリスクヘッジを行うのだ。その場合は国内金融機関のみならず、在外の金融機関へ預けることも考慮のひとつになるだろう。