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20代は4096万円、40代は?リタイアするまでに貯蓄がいくらあれば安心か

2019.03.12

20代の頃はまだお金に対して無頓着でいられた。しかし、30~40歳くらいから急に将来が不安になりだして、保険や個人年金などに興味を持つ……というのが、多くのビジネスパーソンが辿るパターンではないだろうか。

今回、そんな30代・40代の金銭感覚についてのアンケート調査の結果が発表されたので、紹介していきたい。

30代・40代のお小遣い額 平均は3.1万円/月、昨年から微増

全国の30歳~49歳の男女1,000名(全回答者)に対し、毎月自由に使えるお金はいくらあるか尋ねる調査が行われたところ、全体の平均額は30,532円となった。家族構成別にみると、未婚者は38,674円、子どものいない既婚者は28,565円、子どものいる既婚者は22,096円という結果に。

昨年(2018年)の調査と比較すると、平均額は2018年30,272円→2019年30,532円と、微増。お小遣い事情は、緩やかな改善がみられた。

また、同様の質問を行った20代の調査結果を利用し、平均額を年代別に比較が行われたところ、20代→32,224円、30代→30,786円、40代→30,278円と、20代が最も高く、年代が上がるにつれて少なくなる傾向がみられた。

続いて、全回答者(1,000名)を対象に、現時点で、どのくらいの貯蓄ができているか尋ねる調査が行われたところ、「0万円(貯蓄ができていない)」が23.1%となったほか、「1万円~50万円以下」(24.6%)にも回答が集まり、100万円以下までの合計は60.5%となった。

貯蓄額が100万円以下という人が多数派のようだ。他方、「500万円超~1千万円以下」(8.0%)や「1千万円超」(9.8%)との回答もそれぞれ1割程度みられ、貯蓄額の調整平均(※3)は195万円となった。

昨年(2018年)の調査結果と比較すると、貯蓄ができていない人(「0万円」)の割合は、2018年17.1%→2019年23.1%と、6.0ポイントの増加という結果に。また、貯蓄額の調整平均は2018年247万円→2019年195万円と、52万円減少している。

貯蓄ができていない人が増え、貯蓄額が減っていることから考えると、30代・40代では貯蓄にあてるぶんのお金を消費にまわしたという人が増えたのではないだろうか。

調整平均額の変化を年代別にみると、30代では2018年198万円→2019年194万円と大きな変化はみられなかったのに対し、40代では2018年316万円→2019年196万円と、120万円の減少となった。

リタイアまでに貯蓄がいくらあれば安心? 40代では平均5,473万円、20代より1,447万円高い結果に

また、全回答者(1,000名)を対象に、仕事をリタイアする年齢までに、どのくらいの貯蓄があれば安心だと思えるかを尋ねる調査が行われたところ、「500万円超~1千万円以下」(18.1%)に最も多くの回答が集まったほか、「3千万円超~5千万円以下」(16.8%)や、「2千万円超~3千万円以下」「5千万円超~1億円以下」(同率15.4%)にも回答が集まり、平均額は5,214万円となった。

同様の質問を行った20代の調査結果を利用し、平均額を年代別に比較が行われると、20代→4,026万円、30代→4,955万円、40代→5,473万円と、年代が上がるにつれて金額が高くなる傾向がみられた。

老後が身近になってくるほど、老後の生活に対する不安が高まり、安心できる金額を多めに見積もる人が多くなっているのではないだろうか。

フリマアプリは個人の“プチ収入源”に 30代出品経験者の年間売上高は平均43,931円で20代や40代を上回る

近年、フリマアプリが個人の“プチ収入源”として注目されている。そこで、全回答者(1,000名)を対象に、直近1年間に、フリマアプリで出品したことがあるかを尋ねる調査が行われたところ、出品経験がある人は16.5%となった。

男女別にみると、出品したことがある人の割合は、男性12.2%、女性20.8%と、30代・40代女性の5人に1人にフリマアプリでの出品経験があることがわかる。

20代の調査結果を利用し、出品経験者の割合を年代別に比較が行われると、20代→30.4%、30代→23.2%、40代→9.8%と、フリマアプリでの出品経験率は年代が上がるほど低くなった。若い世代ほど、フリマアプリでの出品に積極的なようだ。

また、直近1年間に出品経験がある人(165名)を対象に、直近1年間のおおよその売上高を尋ねる調査が行われたところ、「5,000円以下」(26.7%)に最も多くの回答が集まったほか、「5,000円超~1万円以下」「2万円超~5万円以下」(同率20.6%)にも回答が集まり、平均額は37,155円となった。

20代の調査結果を利用し、平均額を年代別に比較が行われると、20代→31,040円、30代→43,931円、40代→21,112円となった。30代は、20代と比べて出品経験者の割合は低いものの、売上高の平均は20代を上回った。

30代・40代の消費スタイル “買える範囲で良いものを選びたいけど20代ほど頑張らない”

30代・40代の消費行動には、どのような傾向があるのだろうか。全回答者(1,000名)を対象に、お金の使い方に関する意識について質問が行われた。

まず、<多少無理しても、良いものにお金をかけたい>では、『そう思う(計)』(「非常にそう思う」と「ややそう思う」の合計、以下同じ)が46.7%、<無理をせず、買える範囲で良いものを選びたい>では、『そう思う(計)』が88.4%となった。良いものには出費を惜しまない“背伸び消費”より、家計状況に見合った“身の丈消費”を選択する30代・40代が多いようだ。

また、<購入検討する際、同じ商品群・サービスの中で「最安値」のものは必ずチェックする>では、『そう思う(計)』が81.0%、<商品やサービスのレビュー(口コミ)を必ずチェックする>では、『そう思う(計)』が72.3%という結果に。

そのほか、<多少高くても、社会のためになる活動をしている企業の商品・サービスを購入したい>では、『そう思う(計)』が37.2%となった。

同様の質問を行った20代の調査結果を利用し、『そう思う(計)』の割合を年代別に比較が行われると、<多少無理しても、良いものにお金をかけたい>では、20代→56.4%、30代→48.0%、40代→45.4%となった。

若い年代ほど、良いものに惜しみなく出費する傾向があるようだ。<無理をせず、買える範囲で良いものを選びたい>では、20代→86.3%、30代→87.8%、40代→89.0%と、“身の丈消費”を選択する30代・40代の割合は、20代と同水準に。

他方、<購入検討する際、同じ商品群・サービスの中で「最安値」のものは必ずチェックする>では、20代→85.4%、30代→81.4%、40代→80.6%、<商品やサービスのレビュー(口コミ)を必ずチェックする>では、20代→81.1%、30代→75.6%、40代→69.0%と、いずれも年代が上がるにつれ割合が低くなる傾向に。

無理せず良いものを購入したいと考える30代・40代は20代と同水準だったが、最安値チェックや口コミチェックは20代ほど頑張ってはいないようだ。

さらに、<多少高くても、社会のためになる活動をしている企業の商品・サービスを購入したい>では、20代→38.5%、30代→38.2%、40代→36.2%となった。

男女・年代別にみると、男性では20代が47.4%と、30代(40.0%)や40代(35.6%)と比べて高くなっているのに対し、女性では30代が36.4%、40代が36.8%と、20代(29.6%)よりも高く、男女で異なる傾向に。社会に貢献している企業の商品を選ぶ“エシカル消費”に前向きな人は、男性では20代、女性では30代・40代に多いことがわかった。

“こだわり消費”に積極的な30代は8割近くに及ぶも20代よりは低い傾向

無理せず堅実なお金の使い方をする30代・40代が多いことがわかったが、どのような出費を重視しているのだろうか。

全回答者(1,000名)を対象に、商品やサービスを購入する際の考え方について提示したうえで、それぞれどの程度同意するかを尋ねる調査が行われた。

同様の質問を行った20代の調査結果も利用しながら『そう思う(計)』の割合をみていくと、<自分の趣味嗜好に合う「もの」や「こと」にお金をかけたい>では、20代→87.6%、30代→78.4%、40代→74.8%となった。30代、40代でも“こだわり消費”に積極的な人の割合は高いことがわかったが、20代よりは低い結果となった。

また、<友人とのつながりを感じるための「もの」や「こと」にお金をかけたい>では、20代→51.1%、30代→36.4%、40代→27.0%となり、<SNS映えしそうな「もの」や「こと」(SNSに写真をアップすると目を引く「もの」や「こと」)にお金をかけたい>では、20代→25.7%、30代→18.2%、40代→10.0%となった。いずれも年代が上がるにつれて、低くなる傾向がみられた。年齢が上がるにつれ、消費価値観も変わっていくようだ。

次に、それぞれの消費対象に対してお金をかけている人を対象に、ひと月あたりに使っている金額を尋ねる調査が行われたところ、平均額が最も高かったのは、<自分の趣味嗜好に合う「もの」や「こと」>で12,281円、次いで、<友人とのつながりを感じるための「もの」や「こと」>が7,010円、<SNS映えしそうな「もの」や「こと」>が6,115円となった。

30代・40代では男性の4割強、女性の6割半が美容やファッションなど「自分磨き」にお金をかけたいと回答

続いて、自己投資や自分磨きに対する出費についても尋ねる調査が行われたところ、<自己投資(スキルアップのための勉強や資格取得など)にお金をかけたい>と思うかでは、『そう思う(計)』が52.2%だった。男女別にみると、男性50.2%、女性54.2%と、女性のほうがやや高くなっている。

<自分磨き(美容やファッションなど外見磨き)にお金をかけたい>と思うかでは、『そう思う(計)』が52.8%で、男女別にみると、男性41.0%、女性64.6%となった。

それぞれの消費対象に対して実際にお金をかけている人を対象に、ひと月あたりに使っている金額尋ねる調査が行われたところ、平均額は、<自己投資(スキルアップのための勉強や資格取得など)>が7,567円、<自分磨き(美容やファッションなど外見磨き)>が7,262円となった。

20代よりスピーディーにキャッシュレス化が進行 30代・40代ではキャッシュレス派が多数派に

2019年10月の消費税増税対策の一つとして、キャッシュレス決済でポイント還元を行う施策が検討されている。

全回答者(1,000名)を対象に、スーパーやコンビニなどでの普段の買い物では現金決済よりキャッシュレス決済のほうが多いか尋ねる調査が行われたところ、『そう思う(計)』は53.1%となった。30代・40代の半数超において、キャッシュレス決済を選択することが日常化しているようだ。

20代の調査結果を利用し、『そう思う(計)』の割合を年代別にみると、20代→44.1%、30代→52.8%、40代→53.4%となり、20代より30代・40代のほうが、キャッシュレス派の割合が高くなった。

QRコード決済アプリを利用する30代・40代は今後増える? 4人に1人が「使っていないが、使いたい」と回答

近年、支払いや買い物のためのアプリが普及し、スマホでの買い物が一般化しつつあるが、30代・40代はどのくらいの人が利用しているのだろうか。全回答者(1,000名)を対象に、支払いや買い物に使用するアプリの利用状況について質問が行われた。

<ネット通販アプリ(Amazon、ZOZOTOWNなど)>では、「現在使っている」が52.9%、「使っていないが、使いたいと思う」が12.6%となった。現利用者が半数以上となっており、ネット通販アプリは30代・40代の定番になっているようだ。

また、<フリマ/オークションアプリ(メルカリ、ラクマ、ヤフオク!など)>では、「現在使っている」が30.4%、「使っていないが、使いたいと思う」が20.1%となり、<電子マネーアプリ(モバイルSuica、nanacoモバイルなど)>では、「現在使っている」が32.4%、「使っていないが、使いたいと思う」が18.9%となった。フリマ/オークションアプリや電子マネーアプリの利用に前向きな30代・40代も多いことが明らかに。

他方、<QRコード決済アプリ(PayPay、楽天ペイ、LINE Pay、Origami Payなど)>では、「現在使っている」は13.9%と1割半にとどまったものの、「使っていないが、使いたいと思う」は26.3%と4人に1人の割合となった。

PayPayのキャッシュバックキャンペーンが大きな話題となっていたが、QRコード決済アプリを使いたいと思いつつも、まだ使っていない30代・40代は少なくないようだ。QRコード決済アプリを利用する30代・40代は今後増えていくのではないだろうか。

そのほか、<割り勘アプリ(LINE Pay、Kyashなど)>では、「現在使っている」は2.5%と僅かにみられる程度で、「使っていないが、使いたいと思う」は17.6%でした。電子マネーアプリやQRコード決済アプリと比べると、利用に前向きな30代・40代は少ないようだ。

酔った勢いでポチッと? 30代・40代の酒酔いによる買い物での“大失敗”額は平均5.7万円

キャッシュレス決済の普及に伴い、タップ一つで支払いが完了する手軽さから、お酒を飲んでいるときにスマホで眺めていた商品の購入ボタンをつい“ポチッ”と押してしまったという人もいるのではないだろうか。そこで、酒酔いによる買い物の失敗について質問が行われた。

全回答者(1,000名)を対象に、酔っ払って買い物をして失敗したことがあるか尋ねる調査が行われたところ、「ある」は10.7%、「ない」は89.3%だった。少数派ではあるものの、酔っ払って買い物をして失敗したという人は1割いるようだ。

酔っ払って買い物をして失敗したことがある人(107名)を対象に、最も高額な失敗の金額を尋ねる調査が行われたところ、「5,000円未満」(21.5%)や「10,000円~20,000円未満」(18.7%)などに回答が集まったほか、「20,000円~30,000円未満」「30,000円~50,000円未満」(同率11.2%)などの回答が多くなった結果、平均額は57,227円となった。

30代・40代スマホゲームユーザーの1割が有料サービスを利用 ガチャなどに使っているお金 平均4.3千円/月

また、タップ一つで支払いが完了する手軽さによって、スマホゲームでアイテムの購入などを繰り返したという人もいるのではないだろうか。

スマホゲームをしている人(946名)を対象に、スマホゲームでの課金状況(アイテムの購入やガチャなど)を尋ねる調査が行われたところ、「課金している(有料サービスを利用している)人」は10.4%と、10人に1人の割合となった。

男女別にみると、男性13.8%、女性6.8%で、男性は女性の2倍以上の割合となった。お金をかけてスマホゲームを楽しんでいるのは男性に多いようだ。

では、いくらくらいのお金をかけてスマホゲームを楽しんでいるのだろうか。課金している(有料サービスを利用している)人(98名)を対象に、スマホゲームでアイテムの購入やガチャに使っているお金(課金したお金)の、ひと月あたりの金額を尋ねる調査が行われたところ、「1,000円未満」(22.4%)に最も多くの回答が集まったほか、「1,000円~2,000円未満」(19.4%)や「10,000円以上」(20.4%)にも回答が集まり、平均額は4,324円だった。

男女別に平均額をみると、男性では5,088円と、女性(2,747円)と比べて高い傾向に。また、年代別にみると、平均額は30代5,180円、40代3,181円で、30代のほうが高くなっていた。

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