Q. 残高を現金化することはできる?
A. 『LINE Pay』や『プリン』が対応
送金依頼や割り勘などをして、自分の残高が多くなった時には、残高を銀行口座に戻したり、ATMで現金として引き出すことができる。『LINE Pay』では手数料216円(税込み)が必要。『プリン』は無料。『PayPay』も個人間決済に対応予定。
『LINE Pay』の「設定」から「出金」を選択。銀行口座は1日10万円、セブン銀行ATMは1日1万円が上限。
Q. 機種変更した時はどうすればいい?
A. 新端末でアプリにログイン
電子マネーの場合は残高をクラウド上に預けるなどの手続きが必要になるが、QR決済の場合は、新端末にアプリをインストールし、ログインすればOK。『iPhone』の場合はiCloudへのバックアップで、簡単にデータ移行できる。
Q. スマホを紛失した時はどうすればいい?
A. すぐにスマホ機能をロックする
ケータイを紛失した時は、携帯電話会社に連絡して、スマホの機能をロックしてもらおう。『iPhone』の場合は、iCloudの「iPhoneを探す」の「紛失モード」でロックできる。指紋や顔などの生体認証を設定しておけば、さらに安心だ。
QRコードの偽造トラブルに注意!!
QR決済のメリットは、QRコードさえあれば決済できること。だが最近、中国で増えているのが、上から別のQRコードを貼り、料金を詐取するという詐欺だ。対策としてタブレットなどでQRコードを表示する店が増えている。
アプリだから安心!?スマホ決済の魅力
中国の2大QR決済サービスの『Alipay(アリペイ)』と『WeChat Pay(ウィーチャットペイ)』。約14億人の人口の80%以上がいずれかのサービスを利用しているといわれている。この成功事例から、日本にも多くのサービスが登場しているが、どこまで根づくかはユーザー次第だろう。
スマホ決済のメリットは、アプリ決済のため、スマホの機種に依存することなく、どんな端末でも利用できることだ。「スマホにお金をチャージしておくことが不安」という声もよく聞くが、『Suica』などのプラスチックカードは紛失したらどこに行ったかわからないが、スマホなら電源が入っていれば、どこにあるか探すことができる。しかも遠隔で操作が可能。最近では生体認証付きのスマホも増えているので、むしろ安心だといえる。
※記載されている情報は全て2019年2月4日時点のものです。
取材・文/綿谷禎子