DIME5月号の付録は『超望遠8倍スマホ用レンズ』。スマホにクリップで固定できるズームレンズで、被写体にぐぐっと寄った写真が撮れるお役立ちアイテムだ。レンズがひとつのスマホの場合は、レンズを覆わないようにクリップから装着し、望遠レンズを取り付ければOK。
一方、複数のレンズが搭載されているスマホの場合は、どのカメラに装着すればいいのか迷いがちだが、メインとなるレンズの側にクリップを取り付ければOKだ。どれがメインのレンズかわからないときは、カメラアプリを起動し、レンズを1つずつ指でふさいでみよう。何も写らなくなったら、それがメインレンズだ。
ここからは、いくつかのスマホを取り上げて、どのカメラに取り付ければいいかをご紹介。
2つのレンズを搭載する『iPhone XS』『iPhone XS Max』では、上のレンズに取り付けよう。
『Galaxy S9+』なら上のレンズ、『Galaxy Note9』(写真)なら丸の付いた方のレンズに取り付ける。
3つのレンズを搭載する『HUAWEI P20 Pro』は、真ん中のレンズに取り付ける。
いずれのスマホの場合も先にクリップを固定して、ずれないようにしっかり押さえながら望遠レンズをゆっくり回して取り付けるのがコツ。
次にカメラアプリを起動して画面にレンズの枠が大きく写り込んでいないことを確認したら(※)、遠くのものにカメラを向けて付録『超望遠8倍スマホ用レンズ』のフォーカスリングを回し、ピントをあわせてみよう。
(※構造上、画面の隅にはケラレと呼ばれる影が映り込みます。なるべく最小限になるよう、クリップ位置をご調整ください)
実は複数のレンズを搭載するスマホでは、機種によってそれぞれのレンズの役割が異なる。たとえば『iPhone XS』『『iPhone XS Max』の場合は、上のレンズが広角で下のレンズが光学2倍対応の望遠という組み合わせ。『Galaxy S9+』『Galaxy Note9』も同じく、広角と望遠の組み合わせになっているが、同じダブルレンズでも『Xperia XZ2 Premium』はモノクロとカラー、『AQUOS R2』は写真用と動画用という構成になっている。トリプルレンズの場合も、『HUAWEI P20 Pro』はモノクロ、カラー、ズーム、『HUAWEI Mate20 Pro』超広角、広角、ズームというように、同じメーカーでも機種によって仕組みが違う。
一般的には広角と望遠の組み合わせなら広角側、モノクロとカラーの組み合わせならカラー側、広角と超広角なら広角側がメインレンズとなるが、わからない場合は指でレンズをふさいで試してみるのが手っ取り早いだろう。
なおスマホのレンズが広角&望遠の組み合わせの場合、通常は画面をピンチアウトしてズームをすると、自動的に広角から望遠へとレンズが切り替わる。ただし最近のスマホのカメラはインテリジェントに状況を判断できるようになっているため、望遠側が使えない場合は広角側を使用するなど臨機応変に動作を変えられるようだ。
試しに『iPhone XS』『iPhone XS Max』をテストしたところ、付録『超望遠8倍スマホ用レンズ』をメインレンズである広角側に装着すると、望遠側のレンズも若干ふさがれるためか、画面をピンチアウトしてズームしてもレンズが切り替わることなく被写体に寄ることができた。
ただし機種や付録『超望遠8倍スマホ用レンズ』の装着方法によっては、稀にレンズが切り替わってしまうこともあるようだ。複数のレンズを搭載するスマホのカメラアプリ上でズーム操作を行なう際には、この点に注意してほしい。
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文/太田百合子