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暗号資産の「ウォレット」って何?その仕組みをどこよりもわかりやすく解説!

2019.03.11

【初めてのブロックチェーン】ブロックチェーンの仕組み②ウォレットとトランザクション

 インターネットに匹敵する革新的な技術として注目されているのが「ブロックチェーン」です。ブロックチェーンといえば、仮想通貨に使われている技術ですが、決して「ブロックチェーン=暗号資産」ではありません。ブロックチェーンは、暗号資産だけでなく、様々な領域に応用すべく開発や実験が行われており、将来は医療、食品、流通、保険、著作権保護といったジャンルへの活用が見込まれています。

 今回はブロックチェーンを理解するうえで重要なウォレットとトランザクションの概念をみていきます。

ブロックチェーンにおける「ウォレット」とは?

 ブロックチェーンを利用した暗号資産を扱うためのアドレスが「ウォレットアドレス」です。ウォレットアドレスを使って残高を管理したり送金を行なったりするアプリがウォレットアプリ。ウォレットアプリが取引をブロックチェーンに記録してもらうために送信するのがトランザクションです。

 ブロックチェーンはインターネットと切り離せないものですが、ウォレットアドレス自体はオフラインで管理することもできるのです。

 ブロックチェーンの「ウォレット」とは、仮想通貨を取引するために使うウォレットアドレスのことをいいます。ウォレットアドレスとは銀行口座でいう口座番号のはたらきがあり、仮想通貨を保管しておく財布(ウォレット)のようなものです。

 ウォレットは、もうひとつの意味で使われることも多いです。それは仮想通貨の残高を確認したり、送金を行なったりできるアプリやWebサービスなどのアプリケーションのことです。「ウォレットアプリ」という場合にはこちらを表すことが多いです。

 あるウォレットアドレスから別のウォレットアドレスへ送金を行なうと、ブロックチェーン上で「取引」と認識されます。送金はウォレットアプリを使うのが一般的です。

 ではウォレットアドレスとウォレットアプリは、一対一対応の関係なのでしょうか。実はウォレットアプリでは複数のウォレットアドレスを扱うことができますので、一対多の関係になっています。

 ウォレットアプリの中には、取引ごとに新しいウォレットアドレスを使用するものもあります。なぜならブロックチェーンを利用している仮想通貨は、全ての取引が記録されており、誰でも自由に取引記録を閲覧することができるからです。特定のアドレスを複数の取引で使い続けると、それだけ悪意ある者の目にとまりやすくなるのです。

毎回ウォレットアドレスを生成

ウォレットアプリが取引の度に、入金用ウォレットアドレスを生成すれば、ブロックチェーン上を監視しても、このウォレットアプリに対して何度も送金されていることを把握することができません。

インターネットに接続されているか否かで2種類のウォレットがある

 ウォレット種類に大別されます。ホットウォレットとコールドウォレットです。

 ホットウォレットは、ウォレットアドレスがインターネットに接続されたコンピュータやスマートフォンに保存されている状態のことをいいます。パソコンやスマートフォンで利用できるウォレットアプリで、いつでも入金、送金が行なえます。 コールドウォレットは、ウォレットアドレスがインターネットに接続されていない状態のことをいいます。

□コールドウォレットの種類

 コールドウォレットには①ペーパーウォレットと②ハードウェアウォレットがあります。

 ペーパーウォレットは紙に書き記して管理するというものです。紙さえあればすぐに作成できますが「経年劣化で読めなくなる」「紛失する」といったリスクがあります。まるで我々が普段使っている紙幣と同じですね。ハードウェアウォレットはウォレットアドレスを管理する専用ハードウェアです。普段はインターネットから隔離して保管しておきますが、必要になったときパソコンに接続してすぐ送金できます。紙で管理するより便利に使え、耐久性もあります。

ウォレットアプリの例:BRD

スマートフォンで利用できるウォレットアプリ。通常はインターネットに接続している状態が続いているので送金や受け取りがすぐにできる一方、悪意のあるユーザーから盗まれてしまう心配もあります。また機種変更をした時用に、図のようにウォレット復元用のパスワードを管理しておく必要があります。

ハードウェアウォレットの例:Ledger Nano S

パソコンに接続して使うハードウェアウォレットです。1万円程度で購入できます。暗号資産を出し入れするときだけパソコンに接続しておき、それ以外の場合はパソコンから隔離して保管します。ハードウェアウォレット自体にはネットワーク接続機能はありません。

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