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撮像素子、レンズの大型化で高精細撮影が可能になったリコーの360度カメラ最上位モデル「THETA Z1」

2019.03.04

発表会のあとタッチアンドトライコーナーが用意されており、実際に実機に触れることができた。

触ってみた第一印象は、多少重く、太くなった、だったが、それでも1.0型撮像素子を搭載したことを考えれば、ずいぶんと小さく収めたとも思える。

従来機とRICHO THETA Z1との比較写真も確認したが、精細感はもちろん、モアレ、パープルフリンジもかなり軽減されている印象。VRゴーグルで観ると360°の静止画や写真はどうしても解像感不足に感じてしまうので、その点はかなり改善していると言える。

唯一のスペックダウンは撮影距離が長くなったこと。RICHO THETA Vでは、約10cmから撮影可能だったが、RICHO THETA Z1は約40cmから。狭い場所での撮影ができなくなっている。まあ、ほとんどは広がるパノラマの全天球を撮影することになるので、それほどマイナスな感じはしない。

握った感じもちょっと大きく感じる。ただ、持ちにくくなったということではないので、従来モデルを触ったことがない人は特に何も感じないと思われる程度だ。

同じ場所を360°写真で撮影し、一部を拡大したところ。右が従来機で、左がRICHO THETA Z1。かなり手前の建物の解像感が明らかに違うのがわかる。後ろのガラス張りのビルも従来機は全体的にぼやけた感じ。立体感もまったく違う。

360°カメラにとって、1.0型撮像素子を搭載したモデルが登場したことは画期的なことだと言える。一眼レフカメラでは、各メーカーがフルサイズモデルをリリースしていることもあり、今、デジカメ業界は高画質化、高級路線になっている傾向がある。360°カメラはVRゴーグルで視聴するとどうしても全天球の1部のみを観ることになり、全体的な解像度の一部だけを切り出すことになり、数値よりもかなり低い状態になるので、高画質化はまさに待望の性能と言える。1.0型をステップに、APS-C、フルサイズの360°カメラがリリースすることを願いつつ、RICHO THETA Z1を楽しみたいところだ。

取材・文/岡安学

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