強い臭いが気になる人は脱臭機と空気清浄機の併用がおすすめ
ペットの排泄物は、アンモニア臭が取り切れないことがありますよね。機種によって異なると思いますが、空気清浄機はあくまで空気清浄機能に特化したもの。脱臭機能については、脱臭機のほうが効果は強いでしょう。
空気清浄機だけでは心配という方は、空気清浄機と脱臭機の併用をおすすめします。
おすすめの空気清浄機を一挙紹介!
続いて、シーン別でおすすめの空気清浄機を紹介します。
安い価格でおすすめの空気清浄機
空気清浄機の相場は2万~5万円とかなり高額です。「できれば1万円以内でほしい」という方に、1万円以内で手に入るおすすめの価格の安い空気清浄機をご紹介します。
ツインバード12畳 「AC-D358PW」
ツインバードの「AC-D358PW」は、HEPA集塵フィルターと脱臭フィルターを採用し、マイナスイオンを発生させる空気清浄機です。空気のビタミンと呼ばれるマイナスイオンで森のなかにいるような空気を放出します。
12畳までのリビングやワンルームに対応。3時間のタイマー付きで3つの風量段階(弱・中・強)モードを搭載しています。
こちらは5500~7000円で購入することができます(編集部調べ)。
OKWINT「B-D01」6畳
135×135×250mmの卓上タイプ。本体のパネルに室内の温度や湿度や運転モードが表示されます。
コンパクトながらもHEPAフィルター、活性炭フィルター、光触媒、マイナスイオンを搭載しています。また、風量は2段階調整。持ち運びしやすく、スッキリとしたデザインが人気です。
価格は6597円です(編集部調べ)。
日立「クリエアEP-MZ30」15畳
日立の空気清浄機のクリエア「EP-MZ30」は、リモコン付きで床置き・卓上兼用タイプ。サイズは424(高さ)×400(幅)×133(奥行)mmです。
運転モードは「空清・脱臭・ひかえめ」「切タイマー(2H)」「1センサー(ニオイ)」があります。風量は「静・中・ターボ」の3段階調整が可能です。
また、タバコ臭や料理臭、生ゴミ臭などの脱臭にも対応します。花粉やダニのフン、猫のフケなどのアレル物質の抑制にも効果があります。価格は9100円です(編集部調べ)。
一人暮らしにおすすめの空気清浄機
一人暮らしで空気清浄機を使いたい場合は、お部屋の広さを考慮して選びましょう。空気清浄機には適応床面積がありますが、実際のお部屋よりも大きめの適応床面積のものを選ぶと効果的に使うことができます。
シャープ「プラズマクラスター7000 FU-G30」
シャープの「FU-G30」は約13畳までの空気清浄に対応しています。サイズは463(高さ)×400(幅)×182(奥行)mm。そして重さは約4kgと、シャープの空気清浄の中ではコンパクトサイズです。
プラズマクラスターはカビ菌や浮遊菌、浮遊ウイルス、浮遊アレル物質(ダニのフンや死がい)、付着タバコ臭などを抑制します。フィルターではホコリやチリ、花粉、ウイルス、タバコの煙、ペットの毛、ペットのフケなどを捕集できます。
またタバコ臭やペット臭、アンモニア臭などの厄介なニオイの脱臭も可能です。
ダイソン 空気清浄機能付 ヒーター「dyson Pure Hot + Cool Link HP03」
「dyson Pure Hot + Cool Link HP03」は、年中おいておけるファンヒーター+ファン機能付きの空気清浄機です。サイズは632(高さ)×222(幅)×222(奥行)mmで、重さは約4kg。
一人暮らしにおすすめの理由は、空気清浄機・扇風機・ファンヒーターの役割を1台で果たしてくれるため、ワンルームでもスマートに年中置いておけることでしょう。
首振り機能に加えて、上下斜めにも角度変更ができます。また、スマホと連動することで、空気の状況を確認することができます。高額ですが、1台あれば快適に過ごすことができるでしょう。
6. LOWYA 「boltz」 空気清浄機ホルン
「boltz」はインテリアメーカーのLOWYA(ロウヤ)が開発した空気清浄機です。対応畳数は10畳。シンプルなデザインで、薄型なので一人暮らしにおすすめです。
空気清浄機能では「プレフィルター」「HEPAフィルター」「活性炭フィルター」「光触媒」「UVライト」「マイナスイオン」の6段階におよぶ浄化システムを採用しています。
また3段階タイマー付き(2H・6H・8H)で就寝時にも役立ちます。1万円前後で、手に入りやすいお値段です。
2019年おすすめの空気清浄機は?
最新機種など、2019年おすすめの空気清浄機を紹介します。
ダイキン スリムタワー型 「MCK55V」
「MCK55V」は、横幅27cm、高さ70cmという、家具の隙間や壁際にも収まりやすいスリムタワー型の加湿機能付き空気清浄機です。高さはありますが、すっきりとしたデザインが魅力。2019年最新型です。
加湿機能は「のど・はだ運転」「ひかえめ・標準・高め」の5段階から選べます。加湿フィルターをストリーマで除菌し、加湿する水の加湿をストリーマで抑制します。また、空気清浄機単独、加湿+空気清浄でも運用床面積は25畳と変わりません。
ダイキン独自の構造ながらも「脱臭フィルター」「静電HEPAフィルター」「アクティブプラズマイオン発生ユニット」「ストリーマユニット」「プレフィルター」搭載で、集塵・脱臭機能も充実しています。
パネルを開けずにフィルター掃除が可能で、お手入れも簡単です。さらに、リモコン付きで遠方からの操作もラクになりました。さらに花粉シーズンには「花粉運転」モードも便利です。
シャープ 「KI-JP100」
先ほども紹介したシャープのKIシリーズ。「KI-JP100」は、シャープの最新プラズマクラスターNEXTを搭載した加湿機能付き空気清浄機です。適用床面積は23畳。
「プラズマクラスターNEXT」は、イオン濃度を「5万個/cm3」まで高めることができる、シャープ独自の技術。「プラズマクラスターNEXT」によるプラズマクラスターパワフルショットは、従来の「プラズマクラスター25000」よりも約1.5倍のスピードで消臭が可能です。
さらに「静電フィルター」「ガスもと~る脱臭フィルター」「ホコリブロックプレフィルター」という、英国アレルギー協会で認定された3つのフィルターでしっかり脱臭・集塵してくれます。
そのほか「自動掃除パワーユニット」の搭載など、プラズマクラスターイオンの強化や空気清浄機がさらに使いやすくなったシャープ製品に注目です。
パナソニック「F-VC70XR」
「F-VC70XR」は、ナノイーX搭載の花粉対策特化型、加湿機能付き空気清浄機です。適用床面積は31畳と、ダイキン、シャープより大きく上回る面積です。
ナノイーX、ナノイー共に、年中の花粉や有害物質、ウイルス、カビ菌などを抑制します。また、しつこいタバコ臭やペット臭などにも消臭・脱臭効果があります。
サイズは640(高さ)×398(幅)×238(奥行/下部を含むと279)mm。重さは約10kgと少し重いですが、デザインはダイキンやシャープにはない高級感のある木目調デザインが採用されています。
寝室におすすめの空気清浄機
続いて、寝室に置くのにおすすめの空気清浄機を紹介。ニオイを気にすることなく、快適な睡眠を実現してくれるでしょう。
アイリスオーヤマ 「HXF-B25」
「HXF-B25」は、加湿つき空気清浄機です。アイリスオーヤマはお手頃価格なものが多いメーカーで、1万円ほどの価格で手に入れることができます。
サイズは約51(高さ)×約29.7(幅)×約24.7(奥行)cmで、重さは5kg。適応床面積は10畳で、加湿能力面積は8畳。寝室の広さにちょうどいいサイズです。
「HEPAフィルター」「活性炭フィルター」「プレフィルター」と、PM2.5の集塵・脱臭も可能です。
そして、加湿には「節電・標準・うるおい」の3つのモードがあり、加湿切タイマーは2Hと4Hの2段階があります。風量は「静音・標準・強力」の3つのモードがあり、寝室に置く時には静音モードで音を調整することができます。
パナソニック 「F-VXR55」
「F-VXR55」は「ナノイー」「寝室モード」が搭載された加湿つき空気清浄機です。適用面積は25畳と、広い寝室にも対応してくれます。
寝室モードには「おやすみ前」「おやすみ中」「お目覚め」の3段階があります。「おやすみ前」「お目覚め前」はハウスダストや花粉を吸引。「おやすみ中」は睡眠を妨げないように静かに運転しながらも、空気をきれいに保ちます。
サイズは560(高さ)×360(幅)×230(奥行/+脚部で240)mm、重さは約8kgです。
シャープ プラズマクラスター7000 KC-G50」
「KC-G50」は、薄型スリムデザインで寝室に置きやすい加湿機能付きの空気清浄機です。おすすめの適用床面積は13畳(空気清浄においては23畳)。
高濃度プラズマクラスター7000を搭載し、たっぷり加湿と静音を行ううるおい「静か寝」運転モードが寝室におすすめです。
ホコリやチリだけでなく、花粉、アレルギー抑制にも対応していますので、快適な睡眠をサポートします。
タバコ臭対策におすすめの空気清浄機
Levoit 「LV-H132」
Levoit(レーヴォイット)は、Amazonで人気商品になっているコンパクトサイズのフィルター空気清浄機です。アメリカを中心に事業展開をしている「Etekcity」のサブブランドの商品です。
サイズは32(高さ)×19(幅)×19(奥行)cm。重さは約2.5kgと軽量です。「弱・中・強」の3つの風量モードで調節ができます。
HEPAフィルター+活性炭フィルターがついているので、空気清浄と消臭の効果も発揮します。また、お値段がお手頃ということも人気の理由でしょう。
象印 「PA-ZA06」
「PA-ZA06」は卓上型の空気清浄機です。サイズは310(高さ)×245(幅)×170(奥行)mmとコンパクト。
適用床面積は6畳までですが、タバコの煙を吸いやすい吸込口になっています。1万円以内で手に入るため、ロングセラーとなっている人気機種です。
シャープ プラズマクラスター25000 「KI-HX75」
シャープの「KI-HX75」は、高濃度プラズマクラスターイオンを放出する「プラズマクラスターパワフルショット」運転を搭載しています。
通常モードではお部屋の空気をキレイにしますが、パワフルショットモードではソファーやカーペットなどに付着するニオイの消臭や、除菌の効果があります。
また、プレフィルターの自動掃除機能もついているので、タバコで汚れやすいフィルターもキレイに保ち、高い集塵効果を発揮します。クラウドAI機能もあるので、本体の運転状況やフィルターの汚れも確認できる嬉しい機能付きです。
空気清浄機のおすすめメーカーはどれ?
「ダイキン」「シャープ」「パナソニック」は空気清浄機の大手メーカーとして性能のアップグレードも早く、スマホとの連動機能などトレンドとなっている機能も充実しています。
また、最新機種はお手入れ方法が簡単になっているため、長持ちするでしょう。
コスパで選びたい方には「象印」「日立」「ツインバード」などもおすすめ。かなり前の機種もロングセラーになっていることから、性能の良さも感じられます。
しかし、安価で手に入りやすいぶん、手入れやフィルター交換などの管理を定期的に行わないと長持ちしにくいので注意しましょう。
富士通の脱臭機は臭いって本当?
「富士通の脱臭機が臭い」という口コミがありますが、富士通ジェネラルの公式サイトの「よくある質問」に、この件に関する回答がありました。
「プールの消毒液のようなニオイがする」の質問に対しては、「消臭成分の微量のオゾンが発生します。プラズマ除菌を弱に切り替えてください」とのこと。
また「お部屋のニオイと同じニオイがする」については、「吸い込んだニオイ成分を処理しきれずに吹出口からニオイが吹き出される可能性がある。ひどい場合はお部屋の換気をしながら運転することをおすすめします」。
それに加えて、プレフィルターの集塵フィルターの目詰まりによって正常に運転できない場合など、フィルター掃除に問題があるケースも考えられるそうです。
「富士通の脱臭機が臭い」というのは、プラズマ除菌による独特のニオイや長期間使っていくうちに脱臭機の機能の劣化や、フィルターの汚れなど複数の問題によって発生していることが考えられます。
購入が不安という方は他の空気清浄機やレビューなどを参考に、あなたが納得できる空気清浄機を選びましょう。
【参考】
空気清浄機と脱臭機の違いとは?
空気清浄機はホコリやチリ、花粉、PM2.5などの空気中に浮遊している物質を吸い取ることによって空気を洗浄し、お部屋の空気をキレイに保つことを目的に作られています。
最近では、脱臭機能や脱臭フィルターを搭載した空気清浄機もあります。
脱臭機は、ホコリやチリに含まれるニオイの原因菌や分子を脱臭フィルターや装置で分解し、ニオイを除去することを目的に作られています。
また、空気中の雑菌を除去する機能があるため、空気をキレイにしてくれる効果もあります。
比べてみると、消臭に特化しているのは脱臭機です。ホコリやチリ、花粉、PM2.5などの物質を取りたい場合には空気清浄機を選びましょう。
「1台でどちらの機能もほしい」という願いもありますが、性能がいいものはやはり高額です。場所を取ってしまいますが、2台揃えて使用するほうが確実といえるでしょう。
取材・文/シオミココロ