米国発ウェルネスライフのススメ 第1回ウェルネスライフってなに?
心身ともにヘルシーな生活を送るボストニアン
ボストンで暮らすようになって一番驚いたこと。それは、ボストンに住む人々(ボストニアン)の健康意識の高さです。渡米前は「ハンバーガーやホットドッグみたいなジャンキーな食べ物しかないんだろうな~絶対太っちゃうな~」と思っていたのですが、いざアメリカで暮らすようになってビックリ。街にはマクドナルドやケンタッキーなどのジャンキーなファストフード店は存在せず、代わりに沢山のサラダ専門店や「世界で最もヘルシー」と言われている地中海料理のファストフード店がありました。
スーパーに行けば、豆で作ったお肉やひよこ豆で作られたヘルシーなスナックなど植物性たんぱく質が豊富な商品が沢山並べられています。
ヘルシーなのは、食べ物だけではありません。
雨の日も雪の日も、街はランニングしている人の姿で溢れ返っていますし、ヨガスタジオやトレーニングジムはそこら中にあります。(コンビニ並にあるのではないでしょうか?)
日本では馴染みがないメディテーション(瞑想)も普及しており、MITなど大学主催のメディテーションイベントが無料で市民に提供されていたりもします。
また、カウンセリングを受ける壁も低く、アメリカ人の友人は配偶者に対する不満を聞いてもらうためにカウンセリングを受けていました。自分の愚痴・不満を聞いてもらうことで気持ちが軽くなり、夫婦仲が上手くいくようになったそうです。
更に「人とのつながり」も重視しており、仕事を早く切り上げて夜は家族や友人と食事を楽しんだり、休日はホームパーティーを開催したりしています。
栄養価の高いヘルシーなランチをとり、仕事や研究は早めに切り上げ、ジムで汗を流してから、夜は家族や友人との食事を楽しむ。そんな、充実した生活を送っているボストニアンを見て、衝撃を受けました。
私の住んでいる街ボストンは学術都市であり、意識が高い人が多く集まっているということもあると思いますが、なぜボストンの人たちはこんなにも充実した生活を送れているのか?ボストンにあって日本にないものは何なのか?それを知りたくて、色々と調べていくうちに出会ったのが「ウェルネス」という言葉でした。