「自己管理能力を判断する上でも、他国よりも外見を重視する傾向が強い」と言われているアメリカでは、意識の高い層を中心に、ヘルシーフードへのニーズが高まっており、ニューヨークを中心としたアメリカ都市部では、ヘルシー・ファストフード店の売り上げが好調です。
アメリカのヘルシー・ファストフード店に共通することとは?
「Sweet Green」「Cava Grill」、「Dig Inn」など、多くのヘルシー・ファストフード店が続々オープンされていますが、これらの店に共通することは「カスタマイズ・ボウル」であるということ。
店のショーケースには、(1)ベース(葉物野菜、豆、玄米など)(2)プロテイン(肉や魚など)(3)トッピング(野菜や豆腐)(4)ドレッシング が並べられており、それぞれのカテゴリから自分の好きなものを選択し、深皿(ボウル)に入れていくことで、「カスタマイズ・ボウル」は完成します。
平日のランチ時になると、OLのみならずサラリーマンも、この栄養満点な「カスタマイズ・ボウル」を片手に道を歩いている姿をよく見かけます。
アメリカで巻き起こるカスタマイズ・ボウル旋風
簡単に作れて、栄養満点なカスタマイズ・ボウルはアメリカでとても人気があります。今、ファッションモデルやクリエイターたちの間で話題になっているものと言えば「ブッダボウル」。
サンフランシスコ発祥の料理で、ボウルに自分の好きな穀物や野菜、ナッツなどをたっぷり盛った菜食丼(ヴィーガンボウル)のことです。
「仏陀(ブッダ)」と名付けられていますが、仏教とは直接関係はなく、菜食丼が仏教の精進料理をイメージさせること、またボウルに盛られた食材が仏陀のふっくらとしたお腹のように見えることからこのように名前が付いたと言われています。