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アメリカ人はなぜ植物性の食品を好むのか?ビーガンに変わって注目される「プラントベース」とは

2019.02.19

なぜアメリカでは動物性の食品が避けられるのか?

なぜアメリカでは動物性の食品を避ける人が多いのでしょうか?その理由は2つあると私は考えます。

1.食のクオリティが低いため、「肉=不健康」というイメージが付いてしまった

アメリカの主食は肉です。通常のスーパーで販売されている肉は、ホルモン剤を使用した肉や、臭みと脂っぽさが残る質の悪い肉が多く、味も美味しくないし、身体にも良いとは言えません。アメリカでは、このような肉を毎日主食として摂取したことで、肥満や体調不良になる人が増加しました。その結果、「肉を食べること=不健康」というイメージが国民の間に浸透してしましました。その結果、「健康な食生活を送るには、肉ではなく野菜や豆を食べる必要がある」という考えを持った人を増加させたのではないでしょうか。

2.医療費が高いため、健康に対する意識が高い

アメリカの医療費は日本と比較して高いと言われています、そのため、「病気になってから医者に診てもらう」のではなく、「病気にならないようセルフケアを徹底する」という予防意識が高いです。そのため、アメリカ人は大学や研究所が発信している健康に関する情報を積極的に取得し、果物や野菜を食べることの利点、ベーコンやハムなどの加工肉を食べることが身体に及ぼす影響など、様々な情報を得ています。病気予防をするために、日常生活で自分ができること・すべきことを考えた結果、動物性の食品を避けるという行動に繋がったのかもしれません。

食のクオリティが高く、医療制度も整っている日本では、ビーガンやプラントベースに対する認知度はまだ高くはありませんが、自分が口にするものに関する情報に対してもっと敏感になり、より良い身体をつくるためには何が必要かを考える時間を作ることは必要かもしれません。

文/小松佐保(Foody Style代表)

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