学年が上がることに絵の具セット、書道セット、ピアニカ、リコーダー等の教材が増える。プールバッグはプライバシーが守れる中身が見えないタイプで、子どもが振り回しても中身が出ないファスナータイプがおすすめ。
給食用品では、マスク、ランチョンマット、ランチクロスは細かなサイズ指定をする学校も多い。決まったサイズがあればそこから選ぶか、大きめのサイズを買って半分に折って使う。ラミネートタイプなどさっと拭くだけできれいになるものもある。マスクやランチョンマットは毎日使用するので、洗い替えができる2枚組や複数枚での購入がおすすめ。
防災頭巾は椅子に掛けてカバーに入れて背もたれや、座布団として使われることもある。体重がかかるのでしっかりとした厚みのあるものを選ぶ。
ランドセルカバーは1年生のときは支給される黄色のものを使用するが、2年生以降はランドセルカバーを付けるとランドセルを雨や汚れから保護することができる。リコーダーケースとおそろいにして可愛らしくコーディネートも。
小学校では持ち物すべてに名前を付けることが必要になる。入学準備講座に参加した新1年生と保護者による名前付けのワークショップが行われ、親子で実際にスタンプ式やシールタイプのお名前グッズを体験した。「子どもが自ら付けることで、自分のものを認識できるので、名前つけはぜひ親子でやってほしい」(中井さん)
スタンプ式は算数セットのように数が多いものに便利。上履きや、水泳の授業がある時は下着にも名前を付けるように言われることもあるので、こういう場合もスタンプがおすすめ。
シールは撥水対応、アイロンタイプがある。撥水はそのまま貼れる簡単なもの。アイロンシールは冬場に使う手袋、靴下、ランチョンマットなど布ものに最適。アイロンの熱が完全に冷めないうちにシート(当て布)を外すと、ネームがシートに貼りついてしまうので、時間を置いて冷ましてからシートを外すようにする。当て布の代わりにクッキングペーパーを使ってもいい。端がカールしやすいので、特に端や角はしっかりとアイロンを当てるようにする。
【AJの読み】裁縫が苦手、時間がないママには大助かり
幼稚園、保育園もそうだが、バッグ類、ランチョンマットなどは手作りというのが長年の“常識”で、自分もわざわざミシンを買って作った記憶がある。裁縫が苦手だったり、仕事を持っていてとにかく時間が無いというママにとって、入園、入学の準備は頭を悩ませていたものだ。
今はハンドメイドを代行するサービスや、「カラフル キャンディ スタイル」のようにセットで揃えられる専門店ができて、子どもに好きなデザインを選ばせてお任せにできるので、以前と比べると気分的にはかなり楽になったのではないだろうか。
文/阿部 純子