■連載/阿部純子のトレンド探検隊
先輩ママからのアドバイス
4月から小学校に入学する新1年生に向けて、楽天ママ割が主催する「これだけで大丈夫!入学準備 講座」が、IID 世田谷ものづくり学校にて開催された。
冒頭に小学館の子育て・育児情報サイト「HugKum」編集者で、7歳と3歳の2児の母でもある村上奈穂さんから、最先端の教育現場や多くの親子を取材した中で得た、先輩ママとしてのアドバイスが紹介された。
「取材を通じて保育や教育のプロに学び、等身大ママとして実感したのは、遊びができる子は強いということ。幼稚園などを見て、時間だからと制限せずに、子どもたちをのびのびと遊ばせている園は良い運営をしていると感じる。子どもが生き生きと遊んでいる様子を見守っていられるママでありたいと思っているし『早く!』とか、『もうやめて』と言わずに見守ることを意識すると、子どももハッピーでいられるのでは。
“遊び込む”ことを学ぶのは計り知れない可能性があって、社会に出てから失敗しても何度も立ち上がったり、人と協力して何かを成し遂げること力を育むことができる。これが現在、教育界でキーワードになっている「非認知能力」で、非認知能力のある子の方が社会で活躍できると言われている。
私たち親にできることは、子どもが心から楽しんでいることが何かをわかってあげて、それを認めてあげたり、伸ばしてあげたりすることなのではないかと思う。足し算ができなかったり、あいうえおが書けなくても、うちの子はこれがすごいんだということを理解して、子どもに言葉で伝えてあげることが自信にもつながると思う。
今日からすぐできることはぎゅーとハグする時間を作ること。ぎゅータイムしながら今日あった出来事を話したりするなど、自分自身も癒されるとても大切な時間になっている」(村上さん)
〇こまめに学校に行く
幼稚園や保育園は先生が親切に見てくれて、親も先生と頻繁に会う機会があるが、小学校は1クラスが30数人で、担任の先生も一人一人と向き合う時間があまりない。先生に会う機会は学期に1回ある15分の個人面談と保護者会ぐらい。行事がある時はできる限り行くように心がける。
〇プリント類の保管
幼稚園、保育園では直接先生に会う機会が多いので、連絡もその都度だったが、小学校は渡されるプリントの中に重要なことが書かれており、だいぶ前に知らされていたにもかかわらず、子どもが親に渡し忘れたりとプリントを確認できず期限ギリギリでわかることなども多い。今日もらってきたプリントはすぐにスマホで撮影して保管し、時間がある時にしっかりと読んでおくことが大事。
〇ママ友、先輩ママの存在
情報共有できるママ友、先輩ママの存在は、学校からの情報だけでなくPTAからの裏情報的なことも教えてもらえる。