小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

本当に30kgの荷物を軽々と持ち上げられるか?JALが採用したパワードスーツ「ATOUN MODEL Y」体験レポート

2019.02.18

Trial

●『ATOUN MODEL Y』で20kgと30kgのトランクを持ち上げる

最後にMODEL Yを体験。実際に装着して、ウエイトが詰まったトランクを持ち上げる動作を体験した。ザックを背負うようにショルダーストラップを両肩に掛けて、長さを調整。肩のストラップはキツく締める必要はない。これに対してウエストベルトと太股のベルトはしっかり締める。チェストストラップを締めて、1分もかからず準備完了。電源ボタンを押せば、後は人間の動作に連動して、アシストモード、ブレーキモード、歩行モード(一時機能停止)の状態に自動的に切り替わる。

30kgのトランクに挑戦すると、意外に重い。原因は腕の力で荷物を持ち上げたからだという。腕はアシストされていないため重量が掛かる。腕力のある男性は腕で上げようとしてしまうのだ。腕ではなく腰の屈伸を使って持ち上げると少し楽になった。荷物を持ったまま中腰の状態で静止する。ブレーキモードになるため、この中腰姿勢が持続できる。試しに電源をOFFにすると30kgを中腰キープするのは無理だった。普通に持ち上げるのもサポートされていることを実感できた。電源ONでも30kgはズシリと来るが、20kgならスッと持ち上がった。

さらに、作業をする人には、これが重要だという歩行モードへの移行。2歩以上歩くとアシストがOFFになって自由に歩ける。荷捌き所での作業を見学すると、ベルトコンベアから流れて来る荷物をその場で取り上げるだけでなく、カーゴの方に移動したり、コンベアに沿って歩いたりしている。この時に歩行の邪魔にならず、荷物を持ったら瞬間にアシストしてくれるのが本機のポイントに違いない。他の分野でも効果を実感できるに違いない。腕もアシストされれば、鬼に金棒だ。パワードスーツは私が思ったよりかなり実用化されていた。

文/ゴン川野

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。