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大仏と鹿だけじゃない!大人の修学旅行に行きたい「奈良」の魅力

2019.02.23

思わず 可愛い!誕生釈迦仏像に心ひかれる

興福寺を後にしてやってきたのは東大寺。ご存知、奈良の大仏のお寺である。大仏には会わず、南大門と東大寺ミュージアムと二月堂を見学。興福寺から徒歩圏内にあるが、興福寺は法相宗(ほっそうしゅう)、東大寺は華厳宗(けごんしゅう)と二寺は宗派がちがう。

南大門の南側、高い位置に掛かるのは「大華厳寺」の扁額。これは東大寺の別名だという説明を受けた。が、正式な名前に対しての通称みたいなものかなと問うてみたがそうでもないらしい。僧侶のあいだで「大華厳寺」と呼ぶことはあまり無いそうだ。

ここでご紹介するのはミュージアム内に安置される誕生釈迦仏[たんじょうしゃかぶつ]像だ。お椀型の灌仏盤[かんぶつばん]の中心に立ち、天と地を指しているお釈迦様の像だ。生まれたてのお釈迦様ということでサイズも比較的小さく、独特のポーズがどことなく埴輪のようで、つい惹きつけられてしまう。しかしこの瞬間のお釈迦様は「天上天下唯我独尊[てんじょうてんげゆいがどくそん]」、どうやら「私はただこの命だけで尊い」という意味の言葉を発せられたと伝えられており、「生まれたばかりからなんと御高い方だ」と改めて畏怖の念も感じる。4月8日のお釈迦様の誕生日を祝う仏生会[ぶっしょうえ] (花祭りなどとも呼ばれる)では、この誕生釈迦仏像に柄杓で甘茶をかける習わしがあって、一般参拝者も参加することができる。

東大寺ミュージアムの誕生釈迦仏像。お顔の割に体が細くてどことなく可愛らしい。

東大寺ミュージアム
〒630-8208 奈良市水門町100番地 TEL 0742-20-5511
4月〜10月 9:00〜17:30 11月〜3月 9:30〜17:00
近鉄奈良駅から徒歩5分
入館料 中学生以上600円、小学生300円 団体割引、大仏殿とのセット券あり

二月堂はJR東海の担当者が是非と言って夕方に連れてきてくれた。お堂の高さまで上がると西向きに奈良の街が見渡せる。と同時に夕景も見事なのである。3月のお水取りの時期には大変な盛り上がりをみせる二月堂でも、平素は比較的ゆったり参拝ができるそうだ。興福寺や大仏殿の周辺では京都のように大勢いた外国人観光客も、どおりでここではみかけない。

二月堂までくると南大門周辺の人混みが嘘のようで、かなりひっそりとしている。ここの拝観は24時間可能だ。

あいにく夕日は雲隠れしたが素晴らしい夕景を堪能した。緑の向こうに見える大屋根は大仏殿。

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