株投資で儲けて話題となった人は大勢いるが、何年にもわたって利益を上げ続ける人は少ない。偶然や幸運が重なって、一時的に儲かるケースが多いからだ。一攫千金とはいかないまでも、毎月着実に稼ぐ方法はないのだろうか?そこで、会社員として働く傍ら、少ない資金で投資を始め、長期にわたり結果を出したという実力者に取材。2010年より株式投資を始め、年間の損益がマイナスになったことがないという藤川里絵さんに、投資経験がゼロでも真似ができる、再現性の高い投資法を伝授してもらった。
識者に聞く小型成長株銘柄の発掘法
(1)時価総額500億円以下
時価総額が1000億円に近いと会社の規模はある程度大きくなり、認知度も高くなっていることが多い。小型株の中でもひと回り小さい500億円以下を狙う。
(2)営業利益の増益予想
営業利益は本業の業績を表わす指標。過去3年分くらいと今期および来期の予想数字を見て順調に伸びていればOK。会社のホームページや『会社四季報』でわかる。
(3)右肩上がりのチャート
過去5年分くらいの株価チャートを見て、右肩上がりかどうか。細かい値動きではなく長期間の傾向をチェック。
(4)海外売上比率50%以下
2019年は引き続き米中の貿易摩擦問題が株式市場に影響しそう。したがって海外事業の比率が高い銘柄より、国内事業の比率が高い銘柄を狙うようにしたい。