何時間もかかるようなレシピを大幅に時短して作ることができる圧力鍋。特に寒い季節には重宝する代物で、圧力鍋を使ってカレーやビーフシチュー、おでんなどの煮込み料理を作っている家庭も多いのではないだろうか?
一方でおでんといえば、ゆで卵は欠かせない食材だが、圧力鍋の最大の特徴である“加圧して調理する”というイメージから、「圧力鍋でゆで卵を作ると爆発してしまう」と考えている人も多い。そこで今回は「圧力鍋でゆで卵を調理して大丈夫なのか」という素朴な疑問について解説していく。
圧力鍋でゆで卵は作れるのか?
ゆで卵を圧力鍋にかけると破裂する、割れるといった心配を耳にすることも多いが、結論から言うとゆで卵は圧力鍋で問題なく作ることができる。
圧力鍋でも大丈夫だが注意は必要
しかし、圧力鍋の種類や作り方によっては割れてしまったり、ヒビが入ってしまったりする可能性もあるので、圧力鍋でゆで卵を作る際は自分が持っている圧力鍋に適したレシピで作るように心がけたい。
圧力鍋で作ると殻がむきやすい?
一般的に、新鮮な卵をゆで卵にした場合は殻がむきにくいといわれている。しかし、圧力鍋でゆで卵を作ると卵の内側と外側に圧力の差が生まれて卵の底にエアポケットができ、圧力で白身が殻から分離するので、殻がむきやすくなるのも大きな魅力である。
圧力鍋で作る人気レシピ
次に圧力鍋を使ったゆで卵の基本的な作り方を解説していく。先ほども説明したように圧力鍋の種類によっては多少の誤差も生じるので、気を付けてほしい。今回は半熟卵の作り方を説明するが、少し時間がずれるだけで固ゆでになってしまうので。時間調整は大きなポイントである。
圧力鍋を使った簡単レシピ
(1)半熟のゆで卵を作る際は、冷蔵庫から出したての卵を使うと良い
(2)用意した卵を圧力鍋に入れていく。
(3)圧力鍋に水50~60ccを入れて(鍋底に水の膜がはるのを目安に)火をかける。
(4)鍋に圧力がかかったのを確認したら、Mサイズの卵であれば35秒、Lサイズの卵であれば45秒で火を消して2分間放置する
(5)その後圧力を抜き、蓋を開けて取り出した卵を冷水で一気に冷やす