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日本酒の30年の進化を振り返る美味しいイベント「平成を彩った日本酒フェア」

2019.01.27

〇平成16年~平成20年/「世界に向けて」「外国人杜氏」

 本格的な海外進出を目指す蔵元が出てきたことに伴い、海外に通用する商品マーケティングなど海外市場への意識が高まり、外国人杜氏も登場。海外における日本酒の認知度もアップし、世界的なワインコンテストにSAKE部門も新設される。この頃から日本酒輸出高が毎年右肩上がりで推移、平成29年(2017年)では日本酒の輸出額は約186億円と、10年前の平成19年(2007年)と比べて265%アップしている。

「世界に向けて」~旭酒造(山口)『獺祭 磨き二割三分』
「外国人杜氏」~木下酒造(京都)『玉川 純米吟醸 祝』

〇平成21年~平成25年/「若手蔵元杜氏」

 若手蔵元杜氏の活躍と彼らが造る新しいタイプの日本酒が続々と登場。各地で開催される日本酒イベントも盛況で、若い世代や女性など新たに市場が拡大した。平成29年に実施した飲酒動向調査では、20代の日本酒に対する意識として「一度にいろいろな種類の酒を楽しめる」「日本酒に詳しいとかっこいいと思う」などが挙げられた。

「若手蔵元杜氏」~せんきん(栃木)『モダン仙禽 亀の尾』

〇平成26年~平成30年/「スパークリング」

 平成25年(2013年)は2020年オリンピック・パラリンピック東京開催が決定、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されるなど、日本食と日本酒の国際化を大きく後押しするニュースがあり、世界に通用する品質、幅広い価格帯など、日本酒の世界がさらに広がりを見せた。スパークリングワインの感覚で飲める「スパークリング日本酒」が20~30代の女性を中心に注目されている。

「スパークリング」/天山酒造(佐賀)『天山 Dosaga Zero』

【AJの読み】平成の後半に入りようやく日本酒に開眼

「平成を彩った日本酒フェア」に参加した。12種類を一気に試すか迷ったが、昼間だったため半分の6種類(1合分)でとどめておいた。やっぱり全部試せばよかったと、イベント終了後に後悔している……。

 平成の前半から中盤は20~30代で、飲むお酒といえばビールやワイン、チューハイばかり。安居酒屋で飲んだ日本酒があまりおいしいと感じられなかった経験から、日本酒をスルーしていた時代が長かった。40代に入り、取材で蔵元めぐりをしたときに日本酒のおいしさ、種類の豊富さ、飲み方によって変わる味わいなどを知り、ようやく日本酒のおいしさに目覚めた。以来さまざまなタイプの日本酒に挑戦している。現在の家飲み、外飲み合わせた飲酒の酒類は、1位日本酒、2位焼酎、3位クラフトビールの順番。

 今回ご紹介した平成のキーワード銘柄を参考に、4月30日に幕を閉じる「平成」に想いを馳せながら盃を傾けるのも乙かもしれない。

文/阿部 純子

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