統一感あるユーザーインタフェイスで操作も素早くできる
外観だけでなく、ユーザーインターフェイスもINFOBAR風だ。メニューはモノクロで、シンプルな4×3のアイコンが並ぶが、カーソルが合った場所だけカラーがつく仕様。2階層目が一般的なケータイ風の縦に並んだ文字だけのメニューになるのは、初代INFOBARからずっと残念に思っているポイントだが、そんな“すき”があるところもINFOBARらしいのかもしれない。
ただ、筆者がスマホに慣れ切ってしまっているため、何度かディスプレイを直接タッチしたくなることもあった。特にWebサイトを閲覧しているときは、リンクをカーソルで移動するのが少々面倒だと感じた。これは、世の中のWebサイトのデザインがスマホ前提に作られているためかもしれない。かつては普通に操作できていたのだから、不思議なものだ。同じように、待受画面に表示されているアイコンも、ついつい触りたくなってしまう。
とはいえ、慣れてくると、テンキーでの操作の勘所がよみがえってきて、片手でサクサクと必要な機能を呼び出せる。電話をかけたり、メールを送ったりするだけなら、こちらの方がスマホよりも快適かもしれない。もちろん、世代によっての差があることは重々承知している。筆者のように、折りたたみケータイ全盛の中で学生生活を送り、その後社会人なってからスマホが普及した世代だと、慣れれば違和感なく操作できるはずだ。
一方で、iPhoneが日本に上陸してから、すでに10年以上が経っているため、最初に触れた端末がスマホという人も増えている。こうした“スマホネイティブ”がINFOBAR xvに触れると、新鮮さがある反面、操作がまどろっこしく感じるかもしれない。
使ってみると分かるが、ケータイとはいえ、意外と機能は豊富で、できることも多い。いいなと思ったのは、3キャリア共同で始めた「+メッセージ」にきちんと対応しているところ。LINEも、プリインストールされており、メッセージのやり取りには困らない。メモ帳や電卓、バーコードリーダーなど、スマホでも必須のアプリも一通りインストールされている。