アウトドアブランドでいち早く開発に取り組んだサロモン
サロモン/RX MOC 4.0(7000円+税)
2010年、アウトドアブランドの中でいち早くリカバリーシューズの開発・発売に乗り出したサロモン(【問】サロモン コールセンター)。2019年より第四世代となり、軽さとリカバリー機能をアップデート。2019年3月発売予定。
サロモン/RX SLIDE 4.0(6000円+税)
脱ぎ履きしやすいクロッグタイプ。アッパーがメッシュで汗ヌケ良好だ。2019年3月発売予定。
山とともに開発を進めてきたサロモンだから、ソールはテクノロジーの塊。ミッドソール部で身体の腱や筋肉の役割をになうOS MUSCLEの動きをサポートするために、アウトソールでは「OS TENDON」システムを採用。歩くときのパワーを効率よく伝達して、楽に歩行できるようにしている。
どちらのモデルも、アッパーは緻密に仕上げたメッシュ素材でフィット感と耐久性をアップしている。そのおかげでSLIDEでも歩行時に脱げやすいということはほとんどない。ただし、フランス生まれなので幅は細め。幅広甲高の日本人的足の人はやや窮屈に感じるかも。
ソールは硬め。フットベッドの指の付け根あたりはくぼみが深く、その分しなやかに感じる。
ぱっと見は前モデルに似ているが、素材と形状によって快適性と反発性を最大限に引き上げたミッドソール「ENERGY CELL」を採用。
トレランに焦点を当てたホカ オネオネ
HOKA ONE ONE/ORA RECOVERY SLIDE(8000円+税)
下り坂に強いトレイルランニング用シューズ作りからはじまったホカ オネオネ(【問】デッカーズジャパン)。2009年生まれの若いブランドだが、多くのアスリートから支持を得ている。ブランド創設から10年、現在はトレラン用シューズのテクノロジーとデザインをロードランニングやハイキング、トレッキング向きシューズにも活用。リカバリーサンダルもそのひとつで、レースや長時間のランニングの後の休息を目的としている。2017年に誕生して入手困難になった人気モデルがアップデート。2019年2月発売予定。
アウトソールのパターンは、前モデルと大きく変更。流れるような曲線を描いている。
よく見ると、単なるブロックではなく、細かくパターンが刻まれていることがわかる。快適性とグリップ性を高めた配置だ。
たっぷり厚手でクッション性の高い、ホカ オネオネらしい特大のオーバーサイズミッドソールを採用。かかととつま先はフワフワとした感触で、土踏まずはしっかり感がある。
かかと付近からはじまるメタロッカーで、足さばきが良好だ。軽さを持たせつつ高い耐久性と安定性を確保するために、トップレイヤーとミッドソール/アウトソールの2層構造となっている。