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定形文やメールアドレス、文字の多い単語を何回も打つのは大変ですよね。ユーザー辞書で登録しておけば、効率よく文字を入力することができるため、とても便利です。
ユーザー辞書はiPhoneの「設定」→「一般」→「キーボード」→「ユーザー辞書」から登録、編集ができます。
2019年1月初旬現在、iOS12ではブラウザなどのテキストを選択し、タップするだけでそのまま「ユーザー辞書」に簡単に登録できます。
ユーザー辞書は非常に便利な機能ですが、OSのアップデートなどで元来のユーザー辞書データが消えるなど、マイナートラブルも報告されています。こまめにバックアップを取るようにしましょう。
ユーザー辞書は1件ずつ登録する機能しかありません。iPhoneでユーザー辞書を一括登録したい方は次にご紹介します。
iPhoneのユーザー辞書の一括登録はできない?連絡先アプリを辞書代わりにすれば可能
iPhoneやMacにあるユーザー辞書はiCloudで共有されています。iPhoneまたはMacのどちらかに登録すると自動的に更新されます。
登録は1件ずつしかできませんが、iPhoneの連絡先アプリを使えば、電話帳のデータとして一括登録できます。
連絡先アプリは連絡先に登録されている「姓」「名」「読み仮名」を文字入力時に変換の候補として表示します。役割としてはユーザー辞書と同じです。ユーザー辞書のデータが消えると不安な方は、こちらで登録してもよいでしょう。
また、iCloudを経由すればMacとiPhoneのユーザー辞書を共有することができます。一方、残念ながらWindowsには対応していません。
iPhoneのユーザー辞書が消えたときの対処法
iPhoneを機種変更した際にユーザー辞書が消えてしまう事例があります。手元にiPhoneやiPadが複数あり、iCloudを使用している方であれば、復元できます。
また復元には1台の端末でユーザー辞書が正常に表示されていることを、作業前に確認してください。
iPhoneのiCloud Driveを再起動
例としてiPhoneとiPadの端末をそれぞれ所有しており、iPhone側でユーザー辞書を表示しないケースでご説明します。
1. ユーザー辞書が表示されていないiPhoneの「iCloud Drive」のオン(緑色)からオフ(灰色)にします。
「iCloud Drive」は「Apple ID」→「iCloud」→「iCloud Drive」で確認できます。
2.「iCloud Drive」をオフからオンにする。
2. iPhoneとiPadの電源を切る。(電源ボタンを長押しして電源を切る)
3. iPhoneとiPadを再起動する。
ユーザー辞書はiCloudに保存されています。お使いのパソコンがMacであればiCloud経由からiPhoneにユーザー辞書が登録されているはずです。iPhoneのユーザー辞書が消えてもMacが母体となっているため、バックアップがわりにもなります。
iPhoneのユーザー辞書を別のiPhoneに移行する方法
ユーザー辞書が登録されているiPhoneを別のiPhoneに移行させる前に、iPhoneに登録されているユーザー辞書データをパソコンのiTunesに必ずバックアップしておきましょう。
まずはiPhoneをパソコンに同期させます。iTunesでiPhoneが認識されたら、表示されたアイコン(iPhoneのマーク)をクリックして、概要を確認します。
iTunesの暗号化にチェックを入れて、バックアップと同期を行います。バックアップができたら、移行させたいiPhoneとパソコンを繋いでiPhoneのデータを移行させます。
もしもユーザー辞書の移行ができていなかった場合、先ほどの「iPhoneのユーザー辞書が消えたときの対処法」を試してみてください。