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Googleアシスタントの新機能「通訳モード」を試してみた!

2019.01.20

CESは数多くの家電やガジェットに触れられる世界最大級のIT&家電見本市だが、今月開催されたCES2019で、そうしたハードウェア製品と並んで存在感を放っていたのが、「Amazon Alexa」や「Googleアシスタント」といった音声認識AIだ。ここ1~2年、スマートホームや車載端末においてシェア争いを繰り広げている両者だが、今年もAmazonは専用会場ではAlexa対応の家電製品を多数展示し、プラットフォームの広がりをアピール。一方のGoogleも屋外に遊園地のような乗り物を併設した巨大ブースを設けるなどプロモーションに注力していたほか、CESにあわせてGoogleアシスタントのアップデートも発表し、メディアの注目を集めた。その新機能の一部を現地で体験してきたのでレポートしたい。

Amazon Alexa対応製品を紹介する専用会場。シーン別、ジャンル別に数多くのAlexa対応製品を展示していた。

Googleは屋内、自動車、移動中の3つのシーンで役立つ、Googleアシスタントの機能を紹介。対応製品も数多く展示した。

ご存知のようにGoogleアシスタントは、Googleが提供する音声認識AIだ。Androidスマートフォンに搭載されていて、ホームボタンの長押しで起動するほか、『Google Home』などのスマートスピーカーでも利用できる。日本では未発売だが、米国ではディスプレイ一体型のスマートスピーカー=スマートディスプレイも発売済み。ほかにもテレビや車載端末など様々な製品で採用されていて、対応製品は今年1月末時点で10億台に上る予定という。

今回発表されたGoogleアシスタントのアップデートの1つは、スマホの「Googleマップ」をクルマのナビ代わりに活用している人に、特に便利なものだ。Googleによれば、Googleマップのナビ機能を使ってクルマが運転されている距離は、毎日10億キロメートル以上にもなるという。今回アップデートされたのは、そのGoogleマップから画面を切り替えることなくGoogleアシスタントが使える機能で、これは昨年の開発者向けイベント「Google I/O」ですでに予告されていたもの。Googleマップでナビ画面を開いたまま、音声操作で音楽再生やテキストメッセージの返信などができ、運転中にスマホをタッチ操作するリスクを回避できる。さらに対応する航空会社は当初United Airlineのみながら、Googleアシスタントからフライトのオンラインチェックインやホテル予約も可能に。わざわざブラウザやアプリを起動しなくても、音声操作だけでできることがさらに広がることになる。

AndroidとiOSの両方でGoogleマップの画面を開いたまま、「Hey Google」と話しかけるだけで音声操作が可能になる。

『Google Pixel』シリーズ以外のAndroidスマートフォンでも、ロック画面からGoogleアシスタントを起動できるようになる。

United Airlineのオンラインチェックインのほか、Expediaなどいくつかのホテル予約サービスを通じて音声でホテル予約が可能に。

メーカーがより手軽に対応製品を作れるキット「Google Assistant Connect」も公開。スマートスピーカーと連動する情報表示デバイス(写真)のような製品が、続々登場することになりそうだ。

CESではこのほか、ベッドサイドで音楽を聞いたり、照明などを制御できる、Googleアシスタント対応のアラーム時計デバイス『Lenovo Smart Clock』も発表された。米国では今春から79ドルで発売予定だ。

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