
茹でても、焼いても、蒸しても美味しい『カニ』は日本人の大好物。近年、取り寄せも便利になったが、新鮮な獲れたてガニを思う存分楽しむには、カニ旅行がオススメ。
越前ガニ、松葉ガニ、香住ガニなど、地域名の付いたブランドガニに舌鼓を打ち、温泉に浸かって温まる。冬ならではの楽しみが味わえる最高の旅行になるはず。
そこで今回は、阪急交通社が発表した『カニ関連のツアーにおける申込者数ランキング』を紹介しよう。
カニ旅行の全国地域別ランキング
1位 越前・鯖江(さばえ)・武生(たけふ)<福井県>
越前ガニ
ズワイガニの中でも福井県で水揚げされたオスだけを「越前ガニ」と呼び、その美味しさは全国トップクラスを誇ると言われている。例年11月6日に漁が解禁され、3月20日まで続く。新鮮な越前ガニはこの約5ヶ月間しか味わうことができない。
2位 鳥取砂丘・白兎(はくと)海岸<鳥取県>
松葉ガニ
鳥取砂丘周辺では、山陰地方で水揚げされるオスのズワイガニの「松葉ガニ」と香住漁港で水揚げされた紅ズワイガニの「香住(かすみ)ガニ」が味わえる。松葉ガニの漁は例年11月6日から行われるが、香住ガニの漁は9月~5月と長期間に渡って行われる。
3位 敦賀・美浜<福井県>
日本海さかな街
日本海に面する敦賀・美浜エリアでは、最高級ブランドと言われる「越前ガニ」を堪能できる。若狭湾で水揚げされたばかりの越前ガニをお刺身で頂けるなど、本場で味わう越前ガニは一味違う。敦賀市にある海鮮市場「日本海さかな街」では、カニだけでなく新鮮な海の幸を使った海鮮丼や焼き魚などが食べられる。
4位 出雲・日御碕(ひのみさき)<島根県>
出雲大社
島根県の出雲周辺では、松葉ガニだけでなく、お隣の鳥取県で水揚げされた香住ガニも味わうことができる。松葉ガニ(ズワイガニ)と香住ガニ(紅ズワイガニ)を食べ比べて、味の違いを楽しむのもいいだろう。島根といえば出雲大社が有名だが、最近では「出雲3社参り」と称して、出雲大社、日御碕神社、美保神社を一度にお参りする人が増えているようだ。
5位 宮津・天橋立<京都府>
間人(たいざ)ガニ
宮津では間人港(たいざこう)で水揚げされるズワイガニである「間人(たいざ)ガニ」を堪能することができる。間人ガニは幻といわれるほど希少価値が高く、ブランドガニのなかでも高い人気を誇る。