
デスクトップパソコンは高性能、ノートパソコンは持ち運びできるが性能は低い、というのは一昔前の考え方。いまやCPUの性能も上がり、ノートパソコンはデスクトップと遜色ない性能を持つようになった。
それに加えて、ディスプレイやキーボード、マウスを別に用意しなければならないデスクトップと比べ、省スペースという点でもノートのほうが断然、人気が高い。
そんなノートパソコンは、各社から続々と新製品が発売されている。この記事では、その賢い選び方をご紹介しよう。
【参考】
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メーカーでの選び方は二択、「Apple」か「それ以外」か
ノートパソコンを選ぶには、あらかじめ条件を決めておくことが大切だ。なにより重要なのは「使う目的」だが、そのつぎに重要なのは「どこで使うか」になる。というのも、モバイルで使うことが前提なら、「重さ」と「画面の大きさ」が選ぶポイントになるからだ。
1kg前後の軽量ノートが欲しいなら画面の大きさは13インチ以下になるし、15インチ以上の画面が欲しいなら2kgを超える重さを覚悟する必要がある。モバイルではなく自宅で使うことがメインなら、重さはあまり重要ではない。画面の大きい15インチの以上のほうが使い勝手が良いだろう。
これらの条件が決まれば、あとの悩みは「どのメーカーにするか」だ。パソコンはデスクトップ、ノートに関わらず、OSという基幹システムの違いで大きく「Windows」と「Mac」の2種類に分けられる。
このうちMacは、人気のiPhoneやiPadを開発・販売するApple社のみあつかっている。当然のことながら、Windowsに比べてiPhoneやiPadとの親和性は高い。Apple製品の愛用者なら、Macを候補に入れるのも選択肢の1つだ。
その一方、MacはWindowsに比べて値段が高く、ユーザー人口も少ないために対応アプリも限られている。とにかく安いものがほしい、さまざまなメーカーから選びたい、いろいろなアプリを使いたいという人は、Windows搭載のパソコンから選ぶといいだろう。
ノートパソコンの頭脳!目的に応じたCPUの選び方
ノートパソコンに限らず、コンピュータの性能はCPUで決まる。ノートパソコンに搭載されているCPUのメーカーには何社かあるが、その中でも最強なのがインテルだ。
インテルのノートパソコン向けCPUは、目的別に数種類ラインアップされている。性能は高くないが、安価で省電力なのは「Celeron、Pentium」。性能と価格のバランスが取れているのは「Core i3」や「Core i5」。処理能力を重視するなら、高価だが「Core i7」、「Core i9」がおすすめだ。
このCPUの性能差は、ノートパソコンの価格にダイレクトに影響する。各CPUには動作周波数の高いものやマルチコア版も用意されているので、予算と目的に合わせて省電力タイプを選ぶか、高性能なマルチコアタイプを選ぶかを決めよう。