クレジットカードを作れない期間とは?
クレジットカードの審査に落ちてしまっても、期間を開けて再度、申し込みをすれば通ることもある。これまでに金融事故を起こしたり、クレジットカードの利用履歴に傷がついたりしている場合でも、履歴が回復さえすれば審査に通るようになるのだ。
個人信用機関の情報は、問題のカードを解約しても5年間はその履歴が残る。そのため、最長で5年、履歴が綺麗になるのを待つ必要がある。
クレジットカードが作れないときは、どこに相談すればいい?
「いろいろ試してみたが、クレジットカードの審査が通らなかった…」。前述のとおり、こういうケースで信用情報機関に開示請求をすることは可能だが、審査方法は各社ごとに異なるため、細かい理由まではわからない。
しかし、開示請求した内容に心当たりのない情報があるときは、それを登録したクレジット会社に調査を依頼できる。もし、事実と異なっていれば、情報を訂正してもらえる。
結婚で名前が変わっても、クレジットカードは作れない?
クレジットカードの審査に関わる金融事故の履歴は、改姓しても引き継がれる。女性であれば結婚や離婚、男性であれば養子縁組等で変更した場合にも、事故記録は消えない。
正確には、改姓直後は新しい氏名が個人信用情報機関に登録されていないため、一時的に事故記録は消えた状態になる。しかし、公的書類の番号や生年月日などの情報で、すぐに旧姓での情報にたどり着くようになっている。
なお、事故情報は個人のもので、仮に結婚しても配偶者や家族がブラックリスト入りすることはないので安心してほしい。
ここまでに解説したように、クレジットカード審査に通るために、もっとも気にする必要があるのは信用情報機関に登録されている情報だ。クレジット払いやローンなど、さまざまな延滞に気をつけるのはもちろんのこと、仮に金融事故の履歴がついても、期間さえ空ければ再度、審査を申し込めるようになる。
クレジットカードの審査に通らなくても、まずは落ち着いて自分の現状を把握することから始めてみてほしい。
取材・文/ねこリセット