一般企業に就職する人も多いなか、安定した職業とされている公務員は、就職したいランキングの上位に君臨する職業のひとつだ。自分もいざ「就職しよう!」と考えると、給与やボーナスはもちろん、退職金も気になるのではないだろうか。
そこでこの記事では、公務員全体の8割を占め、多くの人が就職先に選びそうな「地方公務員」に注目し、退職金の実態に迫ってみた。
地方公務員の退職金は多い?少ない?
地方公務員の退職金は民間企業に比べて多いのか、それとも少ないのか?
公務員の退職金は「50人以上の民間企業の退職金」を基準にして調整されており、5年ごとに調査して改定している。そして2016年度の調査によると、民間企業よりも公務員の退職金のほうが高いという結果が出ている。現時点では、地方公務員のほうが退職金事情はおトクなようだ。
地方公務員の退職金、気になる支給日はいつ?
定年を迎えて退職する場合、退職は3月末となるので、退職金が支給されるのは4月中だ。一方、自己都合で退職した場合は、支給に数ヶ月かかることもある。支給日を知りたければ、給与担当者に確認をしておくと良いだろう。
勤続年数によって額が変わる!?地方公務員の退職金
民間の企業と同じく、地方公務員も勤続年数によって退職金の金額が変わってくる。もちろん、長く勤めるほど、もらえる金額もアップする仕組みだ。ただし、支給率は勤続45年の時点で頭打ちになり、それ以降の支給率が変わることはない。