洗濯機
〇カビトルネード(縦型用・ドラム用 各788円)
洗濯槽のカビを落とす洗濯槽クリーナー。粉剤(A剤)である過炭酸ナトリウムと、液剤(B剤)である発泡促進剤の2剤に分かれているのが特徴で、液体は溶け残りが無く、粉末は汚れを浮かせて効果が高いというそれぞれのメリットを生かしている。従来のものだと洗濯槽を回すことで汚れを浮かせるだけだったが、「カビトルネード」は2剤を合わせることで化学反応を起こし、汚れを剥がし落とす。開発の段階では、2剤の調整がとても難しく、泡が出過ぎたり、泡が立たなかったりしてするなど試行錯誤を繰り返したという。縦型とドラム用があり、それぞれで2剤を入れるタイミングは異なるが、漬け置きは必要なく標準コースで洗濯槽を回すだけでOK。
【AJの読み】大掃除でなくても日常の掃除で使ってもよし
大掃除で一番面倒な場所は窓、網戸、浴室。窓、網戸は高圧洗浄機を導入してから、かなり楽になったが、カビとの戦いが待っている浴室は本当に憂鬱。「カビダッシュ」はこすらなくても、液をつけて放置してだけでカビやぬめりが落ちているので、この間に他の場所の掃除ができて楽ちん。しかもマスク、ゴーグルもいらないのも助かる。
扉を開けるとカビ臭がする、洗濯物に黒いカビがついた、という段階でようやく気付く洗濯槽の汚れ。「カビトルネード」はドラム式だとA剤、B剤を一緒に入れて標準コースで回すだけなので、これまた放置しておけばきれいにしてくれる。SNSでもカビがぽろぽろ落ちる様子の画像がアップされているが、我が家はドラム式なのでカビが浮き上がる様子が見られなかったのが残念。
ドラッグストアで販売されている他社の同類製品に比べると価格が高いという印象があるが、カビや汚れ落ちは実感できた。3か月ごとのスタンスで定期的に使えば、大掃除のときにもっと楽になるかも。
文/阿部純子