おひとりさまは、年越しや正月も一人である。しかし、すでにおひとりさまの先輩はたくさんいて、おひとりさまならではの充実する年越しの過ごし方を実践しているのだ。今回は、年末年始の一人の有意義な過ごし方や注意点を、一般社団法人ひとりとひとりの代表理事で、「ひとりとひとり」編集長の ひろかわ なみ氏に聞いた。ぜひヒントにしてみよう。
おひとりさまの年越し&正月の過ごし方見本!
ひろかわ氏におひとりさまにとっておすすめの年越しや正月の過ごし方を尋ねると、実際に、編集部スタッフが過去に行ったという方法をいくつか教えてくれた。
1.ひとりテーマパークで年越し
「テーマパークは平常時であっても、ひとりで行くのは勇気がいるので、年越しとなるとハードルが高いと思われがちです。しかし、意外と行ってみると過ごしやすいのです。パークの中は暗いです。みんな自分たちのことで精一杯。誰も、おひとりさまの自分のことなんて気にしません!」
2.ひとり初詣にGO
「年越しは初詣なくしてははじまりません。ひとりでも行きましょう。誰かとはぐれて待ちぼうけなんていう心配は一切無し! おひとりさまは自由だ!!」
3.ひとり健康ランドで正月を満喫
「健康ランドはとってもくつろげます。正月くらいはゆっくり羽を休めましょう。ひとりじゃ心細いって? カップルや夫婦で行ってもお風呂の中では別々じゃん!」
4.おひとりさま同士でニューイヤーパーティ
「さみしいから集まるんじゃなくて、自由なんです。おひとりさま同士なら集まりやすいものです」
おひとりさまが年末年始を存分に楽しむための心構え!
おひとりさまは、年末年始を過ごすときにどんな心構えでいるといいだろう。ひろかわ氏に聞いた。
「むずかしい質問ですが、あえて言うなら、『人と比べない』ことだと思います。例えばテーマパークや初詣にひとりで出かけること自体、『さみしい』『ぼっち』と思うかどうかは人それぞれ違います。またそのように感じる瞬間も人それぞれです。『いつもひとりがいい」と思う人もいれば、『たまにはひとりがいい』と思う人、『いつも誰かと一緒にいたい』と思う人もいます。ですから、誰か特定の人と比べても、意味がないということ。実際、人や環境に縛られていて、『自由に生きているおひとりさま』をうらやましいと思う人も結構いるもんです。だから『人と比べない』。おひとりさまも、そうではない人も、ないものねだりはやめて、それぞれが自分の時間を謳歌する。それが唯一の心構えではないでしょうか」