お歳暮といえばハムやソーセージやひとつの定番。しかしその分、複数お歳暮をいただくと消化しきれないこともある。そこでお歳暮で余ったハムをうまくビジネスパーソンのおつまみなどにして美味しく活用する方法を、料理家の沼津りえさんに聞いた。
お歳暮でもらったハムが余ったら…
マクロミルが2017年12月に実施した全国20~69歳の男女対象のお歳暮に関する調査では、「お歳暮にもらいたいもの」のトップが「ハムなどの肉加工食品」で37%という結果になった。ハムはお歳暮の品としては大いに喜ばれているようだが、Twitterでは「お歳暮のハムは一人の家庭では余る」、Yahoo!知恵袋では「親戚一同からもらったハムがまだ残ってる」などの投稿が見られた。
なぜハムは喜ばれるのにも関わらず余りがちなのか。沼津さんによると、「大きい」「アレンジの仕方が分からない」「ハムと言えばハムエッグやサンドイッチだが、それ以外あまり用途が思いつかない」「続くと飽きる」といったことが考えられるという。
そこで余ったハムの活用法やアレンジ術を沼津さんに提案してもらった。
1.ハムを刻んでクリームチーズに混ぜてクラッカーにのせればおしゃれデップに!
「ハムの食感も飽きてくることがありますので、細かく刻むと気にならなくなります。パーティーメニューとしてもおすすめです」
2.ハムを大きめに切り、ポトフの具にする。
「お歳暮のハムは大きい塊でいただくことが多いので、大きめに切って、ポトフの具にするといいのでは。ソーセージやウインナーの代わりです。材料を入れて煮込むだけなので簡単に作ることができますよ」
3.ハムカツにしておかずやおつまみにする。
「ハム料理といえば、ハムカツ。チーズハムカツにしてビールのおつまみにするのもよさそうです」
4.ハムを千切りにして卵焼きやオムレツの具にする。
「ハムはやはり卵との相性はいいです。目玉焼きと合わせるだけでなく、刻んで卵焼きの中に入れるのもおすすめです」
5.サラダ寿司にする。
「酢飯に、食べやすく切ったハム・きゅうりを合わせてできあがりです」
6.大胆にハムを厚めに切って、ハムステーキにする。
「すこし焦げ目をつけると香ばしくなり、美味しくいただけますよ」
7.ハムピザにする。
「ハムを薄切りよりやや厚めに切ったものの上に、ピーマン・玉ねぎ・ピザソース・ピザチーズをのせ、トースターで焼きます。こちらもお酒のおつまみにおすすめです」
これらのアイデアは、クリスマスや年末年始のパーティ、お正月のお祝いなどにも活用できそうだ。