熱帯外気浴ってどうなのか!?
一応浴室内の他の施設を書いておくと、日本とまったく同じような座って体を洗えるカランが15席くらいあって、他にも立ちシャワーが3ツくらいに、温浴槽に寝て浸かるジェットバスがあるという、ボ〜ッとしてるとベトナムなんだか日本のサウナなんだかわからない状況。あ! スチームサウナもあった。ちょっと入ったけど、これも日本にあるのと同じ感じ。
そんな充実サウナを4セットほどして、オレは2階に足を踏み入れてみた。2階から4階までは館内着を着ての男女一緒フロアなんだけど、2階は広大な韓国式サウナ『チムジルバン』エリア。
『ヒマラヤ岩塩サウナ』だ『赤外線アロマハーブサウナ』だ『軟玉翡翠ルーム』だ『ヒノキ酸素ルーム』だ、蜂の巣状に一人だけが入れるような個室が並んでる『赤外線ドーム型サウナ』といった低温系のサウナがズラ〜ッと並んでる。
でも1階のサウナの熱量に比べるとパンチが弱くてね。温度計見たらば55〜57度くらいだったし、ちょっと体験的に行って出てきました。
でもって3階! ここには4階超えて吹き抜けで屋根のない外気浴スペースがありましてね。南国のベトナムで外気浴もクソもないだろう? と思う人もいるかもしれないけど、その外気浴スペース、足半分が足湯、そして半分が足水風呂になってんの!
この足水風呂が気持ち良かった! 南国ならではのクールダウンだよこれ。1階は至る所に『写真撮影禁止』って張り紙がしてあるんだけど、2階以上は大丈夫みたいなんで、スマホで写真撮りました。
ベトナムの太陽が水面にきらきら反射して、視覚的にも気持ちいい! 足水風呂、熱帯化しつつある日本のサウナとか温浴施設もマネしたらどうだろう?
この階には他にもカラーセラピーっていう部屋とか映画室とかもあるんだけど、オレには時間がない、4階へ進む!
4階は休憩スペースに、ちょっとしたジムだとかコドモが遊べる屋内遊具スペース、ビリヤードに軽食エリア。なんですが、この休憩スペースが日本はみたいなリクライニングシートじゃなくてもっとアウトドア感覚!
デッキチェアなんかもあるんだけど、テントが張ってあったりして、その中入れたり、ハンモックがあったりしてね。せっかくなんでハンモックで20分くらいボーッとしてみた。あとドクターフィッシュもあってね。これもせっかくなんで足の角質喰っていただいた!
こんな施設が全部、飲食料金と一階にあるマッサージとかアカスリ以外、入館料だけで利用できるっていう、そのマルチエンターテーメント度合いは、もしたしたら日本より上かもしれない!
もしホーチミンに行ったらサウナ好きなら行った方がいいよ、間違いなく一番でしょ、ホーチミンでサウナ入るなら。平日の朝行けば安いし、1日いられる。そして是非やっていただきたい、床にカカトをこすりつけるオヤジナリティーを!!
【取材協力:ベトナム航空】
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。