もし加盟店からクレジットカード手数料の上乗せをされたら?
誰でも簡単にクレジットカード決済ができるようになると、中には決済手数料を払いたくないために、購入者側に負わせようとするケースも出てくるかもしれない。しかし、先ほども述べたとおり、購入者側は支払う必要がいっさいない。それでも、請求された場合はどうすればよいだろうか?
どうしても断れなさそうなときは、「とりあえず決済を終えてカード会社に連絡」をおすすめしたい。ただ、カード会社に連絡しても、手数料を補償してもらえるかどうかはカード会社次第だ。あくまでも、その場で対処しきれないときの次善策として覚えておきたい。
クレジットカードを分割払いしたときの手数料はどうなるの?
最後に、クレジットカードを利用時の手数料について解説する。通常、1回払い(一括払い)では決済手数料はかからないが、分割とリボ払いを選んだ場合には金利手数料がかかる。
分割やリボ払いに手数料が発生する仕組みは、「クレジットカード会社からお金を借りて返済している」イメージを持つとわかりやすい。未払いのお金に対して、「金利」がかかるというわけだ。
クレジットカード分割手数料の計算方法
分割払いにかかる手数料は、「支払い代金×100円あたりの分割手数料÷100」で計算できる。楽天カードを例に計算してみよう。
楽天カードの分割払いの年率は下記の通り。
・支払回数3回…12.25%(100円あたり2.04円)
・支払回数5回…13.50%(100円あたり3.40円)
・支払回数6回…13.75%(100円あたり4.08円)
以下、10・12・15・18・20・24・30・36回。実質年率12.25%~15.00%。
5万円の買い物で、6回払いを選択した場合、「5万円×4.08円÷100=2040円」で分割手数料が割り出せる。そこに、購入金額の5万円を足した「5万2040円」が総支払額となる。
クレジットカードの年率は、各社の公式サイトにて公開されている。端数調整などで年率が実際と異なることもあるので、あくまで目安として考えよう。
クレジットカードの分割手数料を無料にするには?
高い買い物をしたときなど、「一括で払うのはキツいけど、手数料はできれば払いたくない」というケースもあるだろう。そんなときに、おすすめのウラ技が「2回払い」だ。
ほとんどのクレジットカードは、2回までの分割は手数料が0円となっている。ただし、分割がOKでも、2回払いは選べないお店も多い。購入前に確認しておこう。
年会費無料のクレジットカードを作り、支払いも一括払いまたは2回払いを選べば、買い物をした以上のお金を払うことはない。これからクレジットカードを利用する場は、ますます増えていくので、この記事を参考に、自分にとって使いやすいクレジットカードを作っておこう。
取材・文/ねこリセット