クレジットカードを持っているが、どういう仕組みなのかイマイチ分かっていない。とくに手数料などの「クレジットカードにかかるお金」については、分からないまま使っている人が多いのではないだろうか。
だが、Amazonや楽天などの通販サイトを始め、ICカードのチャージや税金の支払いなど、クレジットカードを使える場はどんどん増えている。この現金要らずの便利なカードは、どのような仕組みになっているのか。クレジットカードにまつわる「お金」をメインに解説していく。
手数料はいくら?クレジットカードの年会費について
クレジットカードを持つときに、まっさきに気になるのが利用料や手数料だ。使わなくても、ただ持っているだけでお金がかかるかどうかは、その種類によって決まってくる。年会費については、以下の4パターンのいずれかだ。
・年会費が一定額かかる
・年会費は無料
・初年度のみ年会費が無料になる
・条件付き(年に○回や○円の使用実績があるなど)で年会費が無料になる
年会費にコストをかけたくない人は、無料になるクレジットカードがおすすめ。「楽天カード」「イオンカード」「オリコカード」「エスポカード」「Yahoo! Japanカード」などは、いずれも年会費が無料だ。年会費のあるものに比べると付帯補償は劣るが、とにかく無料で使えるクレジットカードが欲しい人は、こういったものを選ぶといいだろう。
年会費が無料のものでも、自分の買い物パターンと組み合わせれば、ポイント還元や補償を充実できる。例えばTポイントをよく使う人は、Tポイントが貯まる年会費無料のクレジットカードを選ぶと使い勝手がいいだろう。ただし、年会費が無料でも、発行する際に手数料がかかるクレジットカードもあるので注意したい。
クレジットカードの手数料、加盟店ごとの違いを比較
クレジットカード決済の手数料は、基本的に購入者側はいっさいかからない。これは、購入したお店側がカード会社に手数料を支払っているからだ。いったいどんなシステムなのか? その仕組みを見ていこう。
覚えておくと損しない? 業種ごとのクレジットカード決済手数料の比較
お店側が負担する決済手数料は、業種ごとに割り合いが異なる。
・飲食店…約5%
・小売店…約4%
・デパート…約2%
・コンビニ…約1%
この手数料を、客側に請求するのは規約違反となっている。万が一、お店側から決済手数料を請求されたら、ハッキリと断ってOKだ。
クレジットカード決済の手数料に消費税はかかる?
近年、クレジットカード決済を手軽に導入できるスマホ用ソフトが普及し始めている。これまでは、「クレジットカード決済は企業しかできない」と思われていたが、最近では個人事業主、フリーランス、イベントごとの販売などでも利用されることも増えてきた。
このクレジットカード決済を、個人で導入するときに気をつけたいのが「手数料の消費税」だ。カード決済の手数料にかかる消費税は、基本的には非課税あつかい。ただし、決済代行会社と契約してクレジットカード決済を導入してる場合は、課税対象となるケースもある。個人でクレジットカード決済を導入している人は、どのような契約になっているか確認しておこう。